「わはははは!つーことで、今日から平等!!飯でもおごってもらおうかぁ~!?」
「どこのいじめっ子ですか!?やっぱり、先輩後輩がいいっすよぉー!」
「悠斗に同感!百鬼先輩、俺らからたかるのはちょっと~」
「誰がそんな真似をするか?それよりも貴様ら・・・今回のテスト結果が悪かったら、俺が特別授業をしてやると言うのはどうだ・・・?」
「恐怖しか感じないっすよ!?」
「だよなぁ~可児みたいな強面、うちの店で手伝ったもらうとお客さんがなぁ~女の子がなぁ~」
「うわーん!烈司はん!仲間としてわしの恋愛運を見てぇぇぇ!もちろん、タダで♪」
「¥マーク作りながら言うんじゃないわよ、えげつないわねぇ!?さぁ凛ちゃん、ここはモニカちゃんに甘えればいいからねぇ~ん♪だって、仲間だものねぇ~♪」
(そうじゃなかったんだけどな・・・)
私は現役メンバーを本当に仲間だと持って言いかということ。
『横のつながりの仲間』かどうかを聞いたのに、瑞希お兄ちゃんは『初代メンバーを含めた龍星軍』と答えたのだ。
(『上下もひっくるめた仲間』だと・・・・)
聞いた内容とは違うけど・・・・
(よかった・・・)
「仲間でよかった・・・・」
「・・・・そう言ってるだろう?」
ぼそっとつぶやけば、瑞希お兄ちゃんが私の髪を優しくかき分けてくれた。
「ここにいる全員が、凛でつながった仲間なんだ。そうだろう?」
「・・・ありがとうございます・・・・!」
「それでもまだ、自信がなかったり不安なら言え。何度でも行ってやる。俺らは仲間だってな?」
「わかりました・・・。」
瑞希お兄ちゃんがそう言ってくれたので聞いた。


