「聞いて、ますみちゃん!誤解だ!僕はますみちゃんのこと、そんな風にー!」
〈許さない!絶対に、絶対に、絶対に!!許さないんだから!〉
「ますみちゃん!」
必死で食い下がったけど。
〈このままですんだと思うなよ!?龍星軍4代目総長、凛道蓮!〉
「ますみちゃん・・・・!?」
完全な敵をむき出しにされる。
同時に理解する。
彼女は私に対して、完全に・・・・心を閉ざしてしまっている、と。
「ますみちゃんっ!!」
〈うっふふふ!あはははは!ますみを傷つけたこと・・・・絶対に後悔させてやる!絶望させてやる!!許さないんだから!きゃはははは!!〉
むなしい笑い声。
それを最後に、彼女との電話は切れた。
切られた電話は、通話時間がしばらく表示されていた。
「凛・・・」
「あ・・・」
その画面が、別の人物によって待ち受けに戻される。
阪神タイガーズの画面に戻したしたのは・・・・
「瑞希お兄ちゃん・・・」
「悪い流れになっちまったな?」
深刻な顔で言われ、今起きたことが現実なんだと理解する。
「・・・すみません。大声で話したので、近くにいたお兄ちゃんに、聞えちゃいましたか?」
「わはははは!俺様も聞こえたぞ!?」
「え?」
「あたしも~」
「えっ!?」
「俺もだよ、凛たん♪」
「ええ!?」
「以下同文。他の者達もだ。」
「ええええ!?」
なんで!?
「なんでみんな、わかるんですか!?」
その謎に、電話の持ち主が鼻をすすりながら言った。
「うっうっ、わしの携帯、スピーカーになってるからや・・・・」
「なにしてんですか!?」
〔★聞える設定にされていた★〕


