彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「そもそも、あのタイプの子は、登録してない番号は着信できないようにしてる。LINEも既読だけで返す可能性が低い。だから、メールの件名に凛たんからだって入れて、ヤマトの携帯から凛たんが送るってのが安全だろうぜ。」

「烈司さんの感では、それが一番つながりやすいですか?」

「つながりやすいね~メールして、メールで返してもらうのもいいけど、文字じゃ伝わりにくいこともあるだろう?『ますみちゃんさえよければ、電話で話しませんか?』って一文入れればいいと思うぜ。」

「なるほど!さすが烈司さ~ん!」

「あははは!瑞希お兄ちゃんより頼もしいだろう~?」

「大きなお世話だよ、烈司!」

「そういうわけなら、貸したるわ!ほれ、凛!使い方わかるか!?」

「うん!ありがとう、ヤマト!」

「できれば、P.Sをつけて、わしとハニーの仲直りの件も~」

「うん!無駄だと思うけど、入れておくね!?」

「うはははは!さすが凛!ほらなぁ~凛がそういうなら、やり直せるやん!?」

「今の返事のどこに、そんな希望を持てるんだよ!?」

「うははははは!次のデート、どこにしよー!?」



ご機嫌になったヤマトに、瑞希お兄ちゃんがツッコミを入れるが効果はない。

私は私で、それどころじゃなかったのでスルーする。

ヤマトから受け取ったスマホでメールをうつ。

ますみちゃん宛に。

祈りを込めて一文字ずつ打った。




―ますみちゃん、今日のことで直接話がしたいです。返事を下さい!―




ドキドキしながら、送信ボタンを押す。


「返事がきますように・・・・!」

「わしがかけても、応答なしやでー!?うははは・・・・」

「今すぐは無理でも、数日のうちには来るだろう?」

「そうね~女の子はデリケートだから、傷が言えて落ち着くまではね~待たないと。」

「待ちます!ますみちゃんから連絡が来るまでは!」



ぱっぱらぴー♪



間の抜けたメロディーが響く。






「あ、わしの携帯の着信音。」

「ええ!?これが!?」

「そこじゃねぇだろう、凛!誰だ!?確認しろ!」

「はい、瑞希お兄ちゃん、すぐにー」






確認して、誰かわかった。

『ますみはん』と、表示されていた。



「もしもし、ますみちゃん!」





ボタンを押して話しかける。






「ますみちゃん、僕です!凛道蓮です!」

〈そうみたいだね・・・〉






元気がないけど、返事をしてくれた。

だから、思っていたことを一気に伝えた。