「ちょっと、凛ちゃん!よかったってどういう意味!?モニカちゃんを疑ってるの!?」
「い、いえ!そういうわけでは~」
「そうっすよ、モニカ先輩。凛は、血の始末をモニカ先輩にさせたくなかったんでしょう?なぁ、凛?」
「そ、そう!そうなんだよ!だから、これからはヤマトに着替えを頼みます!」
「そんな、凛さん!俺の方がきちんとできますよ!?」
「いや、いいです。可児君はそういうキャラじゃないから。」
「うっうっ、そうやで!わしに任しときぃ~」
「めそめそしてる奴を信用できるんすか!?」
そんな可児君の言葉で気づく。
「ヤマト、なんで泣いてるの?」
(まさか、私を心配して?)
この質問に、サングラスの上からハンカチを押えているヤマトが言った。
「薄情やな!わし、彼女にフラれたって言ってるやんけー!?」
「フラれた!?」
「うおおおおおおおーん!」
オオカミのように吠えると、ソファーにダイブしてうずくまる関西人。
「フラれたって・・・?」
目が覚めたばかりで、状況が理解できない
(私の知らない間になにがあったの?)
〔★わかるはずがない★〕
「後にしろよ、凛!真田先輩、まだ話の途中だぜ?」
「カンナさん。」
「大変だったんだぞ?凛をミミズ野郎から引き離すのは?」
「じゃあ・・・・・瑞希お兄ちゃんの話は、本当なの・・・?」
「真田先輩が、凛相手に冗談言うかよ?あたしだって信じられなかった・・・。自分の目で見てなかったら、お前みたいにこの場で疑ってた。」
「カンナさんも・・・見たの?」
「そうだよ。」
一呼吸おいてからカンナさんは言った。
「止めたのに・・・あたしを見ても、あたしだってわかってなかった。」
「え?」
「あたしどころか、真田先輩が声をかけてもわからねぇで・・・!2人がかりで止めたんだぞ!?必死で抑えて、らちがあかねぇからって、真田先輩が殴って―――――――・・・・その辺は覚えてるか・・・!?」
言われて、ぼんやりとしていた記憶のかけらが浮かんでくる。


