「烈司がそう言うなら、確実に間違いないけどよ・・・・」
「その言い方だと、烈司の予想抜きで凛道の無実を信じていたみたいだな?」
「わはははは!そのくせ、女関係はだらしないって言ってたのかよぉ~!?」
「あんだと!?」
「やめなさいよ、皇助!みーちゃんも、よしなさいって!」
「わはははは!そうだぜー?モニカだって疑ったんだからよ!」
「お黙りってのっ!!」
「しかし、凛道が本当に知らなかったとは言い切れんぞ。」
「どういう意味だ、伊織!?」
「知っていたからこそ、逆上してあんな不始末を起こした可能性もある。」
「あー!?凛助が、かばってブチ切れたって言うのかよぉー!?」
「・・・ありえるかも。良い意味で、知っていた上で、凛ちゃんはデートに付き合って、あんなことになって・・・・怒っちゃった可能性も・・・」
「めんどくせぇな!知らないで、ムカついて、爆発したでいいだろう!?」
「それは凛が起きた時に聞く。」
心地よい声が耳に届く。
怖いけど、一番親しみと愛しさを感じる声。
「我を忘れて、ミミズ野郎を血だるまにするほど・・・・凛が切れたのは間違いなんだ・・・・」
血だるま?
私が?誰を?
「はぁー・・・・あたしと真田先輩が止めなきゃ、完全に殴り殺してましたよ。前歯飛んでたし、あばら折れてるし・・・」
「そんなにひどかったのかよ、カンナ?」
「たりめぇーだぞ、大河!あたしの声も、真田先輩の声も届いてなかったんだからな!」
「だから、力づくで凛さんを押えたのか?」
「そうだよ可児!たくっ、サツが来る前に回収できてよかったぜ。これで少しは、セイヤって奴もわかったんじゃねぇーの?」
「死んでなけりゃいいけどな~ピクリとも動かなったんだろう?」
「相手の心配してどうすんだ、秀!?前歯は全部持ってかれてたけどなー」
「そうだな。運がよければ、肋骨が肺に刺さってるかもな。」
「ちょ、真田先輩!」
「まるで、死んでも構へんって言うとるみたいやで~!?」
「死ねばいいのよ。」
「モニカ!?」
「っ!?」
冷たいオネェさんの声は、心臓をえぐるような錯覚を私に与える。


