彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「烈司がそう言うなら、確実に間違いないけどよ・・・・」

「その言い方だと、烈司の予想抜きで凛道の無実を信じていたみたいだな?」

「わはははは!そのくせ、女関係はだらしないって言ってたのかよぉ~!?」

「あんだと!?」

「やめなさいよ、皇助!みーちゃんも、よしなさいって!」

「わはははは!そうだぜー?モニカだって疑ったんだからよ!」

「お黙りってのっ!!」

「しかし、凛道が本当に知らなかったとは言い切れんぞ。」

「どういう意味だ、伊織!?」

「知っていたからこそ、逆上してあんな不始末を起こした可能性もある。」

「あー!?凛助が、かばってブチ切れたって言うのかよぉー!?」

「・・・ありえるかも。良い意味で、知っていた上で、凛ちゃんはデートに付き合って、あんなことになって・・・・怒っちゃった可能性も・・・」

「めんどくせぇな!知らないで、ムカついて、爆発したでいいだろう!?」



「それは凛が起きた時に聞く。」






心地よい声が耳に届く。

怖いけど、一番親しみと愛しさを感じる声。






「我を忘れて、ミミズ野郎を血だるまにするほど・・・・凛が切れたのは間違いなんだ・・・・」



血だるま?

私が?誰を?





「はぁー・・・・あたしと真田先輩が止めなきゃ、完全に殴り殺してましたよ。前歯飛んでたし、あばら折れてるし・・・」

「そんなにひどかったのかよ、カンナ?」

「たりめぇーだぞ、大河!あたしの声も、真田先輩の声も届いてなかったんだからな!」

「だから、力づくで凛さんを押えたのか?」

「そうだよ可児!たくっ、サツが来る前に回収できてよかったぜ。これで少しは、セイヤって奴もわかったんじゃねぇーの?」

「死んでなけりゃいいけどな~ピクリとも動かなったんだろう?」

「相手の心配してどうすんだ、秀!?前歯は全部持ってかれてたけどなー」

「そうだな。運がよければ、肋骨が肺に刺さってるかもな。」

「ちょ、真田先輩!」

「まるで、死んでも構へんって言うとるみたいやで~!?」



「死ねばいいのよ。」

「モニカ!?」

「っ!?」







冷たいオネェさんの声は、心臓をえぐるような錯覚を私に与える。