彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




盛り上がる店内を後にする。

外はまだ明るいが、夕方といわれる時間になっていた。






「ますみちゃん、歩き疲れてない?」

「・・・平気。」






大人しく、私の服のすそを持つだけで、腕を絡めてきたり、握ってきたりしない。



(荷物は私が全部持ってるけどね~)



〔★凛の労働は変わらない★〕



「そっか。僕、のどが渇いたから何か飲もうかと思って・・・」

「さっき飲んだのに?」

「いや、ついでにお手洗いを~コンビニも見えるから。」

「じゃあ、ますみも行く。」






そう言った表情はかなり落ち着いていた。

ホッとしながら並んでコンビニへと入った。






「蓮君、待ってるから行っておいでよ。」

「ああ、ごめんね。飲み物選んでて。あ!お金は僕が払うから、勝手に買っちゃダメだよ!?」

「うん。」






くすくす笑いながらうなずくますみちゃんに安堵する。






(よかった・・・・平気そうみたいで・・・・)





本当に心からホッとした。





(あーよかった!男女兼用のコンビニに入れて・・・・!)





見た目が見た目、設定が設定だから、女子トイレに入れない。

男子トイレも・・・・・・・後々を思えば、入るのには危険が高い。



〔★そういう意味でもホッとしていた★〕



(ふー、すっきりした。)




いろんな意味ですっきりできた。

ますみちゃんは、もう私に好きだと言ってこない。

わかってくれたのか、大人しい。

手を洗い、お店に戻れば、ドリンクコーナーに彼女がいた。






「決まりましたか?」

「決まったよ。蓮君は、ストローがついてた方が良いよね?」

「そういうことです。」





ますみちゃんが選んだのはスタバのコーヒー。

本当に高級志向だと思う。

私は雪印のコーヒーにした。

お会計を終えてコンビニを出たら言われた。