盛り上がる店内を後にする。
外はまだ明るいが、夕方といわれる時間になっていた。
「ますみちゃん、歩き疲れてない?」
「・・・平気。」
大人しく、私の服のすそを持つだけで、腕を絡めてきたり、握ってきたりしない。
(荷物は私が全部持ってるけどね~)
〔★凛の労働は変わらない★〕
「そっか。僕、のどが渇いたから何か飲もうかと思って・・・」
「さっき飲んだのに?」
「いや、ついでにお手洗いを~コンビニも見えるから。」
「じゃあ、ますみも行く。」
そう言った表情はかなり落ち着いていた。
ホッとしながら並んでコンビニへと入った。
「蓮君、待ってるから行っておいでよ。」
「ああ、ごめんね。飲み物選んでて。あ!お金は僕が払うから、勝手に買っちゃダメだよ!?」
「うん。」
くすくす笑いながらうなずくますみちゃんに安堵する。
(よかった・・・・平気そうみたいで・・・・)
本当に心からホッとした。
(あーよかった!男女兼用のコンビニに入れて・・・・!)
見た目が見た目、設定が設定だから、女子トイレに入れない。
男子トイレも・・・・・・・後々を思えば、入るのには危険が高い。
〔★そういう意味でもホッとしていた★〕
(ふー、すっきりした。)
いろんな意味ですっきりできた。
ますみちゃんは、もう私に好きだと言ってこない。
わかってくれたのか、大人しい。
手を洗い、お店に戻れば、ドリンクコーナーに彼女がいた。
「決まりましたか?」
「決まったよ。蓮君は、ストローがついてた方が良いよね?」
「そういうことです。」
ますみちゃんが選んだのはスタバのコーヒー。
本当に高級志向だと思う。
私は雪印のコーヒーにした。
お会計を終えてコンビニを出たら言われた。


