彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「・・・・答えが早かったね?ますみよりも、答えが早かったよね・・・!?」

「いや、わかりきったことだったので、迷う理由もありませんでしたから。」

「はあ!?ますみとデートしてるのに、ますみ以外の女の子を好きって言うのっておかしくない!?」


「そう言われても・・・」

(なんか、おかしな展開になってきたなぁー・・・・)





ここでもう一度、ハッキリと言ってしまう?




「キスの代わりにデートで手を売ったのは、ますみちゃんもわかってるでしょう?」

「・・・・セイヤから何か聞いたの?」

「は?」

「セイヤから、ますみのこと・・・聞いたの!?だからそんなこと言うんじゃないの!?」

「はあ!?何も聞いてませんよ!」

「ウソ!そうじゃなきゃ、ますみよりあんな野蛮で女らしさのかけらもない子を選ぶはずない!」




野蛮で女らしさのか――――――――・・・・!?






「誰のことだ?」





意識したわけじゃない。





「ひっ!?」




気づけば低い声が出ていた。

おびえる声を出すますみちゃんに気づくことなく、強い口調で言っていた。






「それはカンナのことを言ってるのか?」

「れ、れんく・・・!?」

「カンナを悪く言うな。そこらの男に引けを劣らない、あんないい女、他にいないぞ?」






凛は知らない。







「っ~~~~凛~~~~!」







その一言で、本人が真っ赤になってることを。






「仮に、片淵セイヤが何か言ってきたとしても、俺は信用しない。ますみちゃんだって、信用してないんだろう?」

「そ、それは・・・」

「噂よりも、本人の言うことが信用できないのか?俺が嘘を言ってるというのか!?」

「ご、ごめんなさい!」






そう言ったますみちゃんは真っ青な顔だった。

そのまま、うなだれていくのを見て我に返る。






「・・・・いや、僕が悪かった。きつく言いすぎました。」






手を伸ばして、その頭をなでる。






「ごめんね、ますみちゃん。でもね、カンナさんは僕の大事な親友なんだ。それを悪く言わないでくれ。」

「蓮君・・・」

「わかってくれるよね?」

「・・・。」






無言でうなずいたので、手を離した。






「さぁ、その話はおしまいにしましょう。せっかく頼んだケーキたちが、かわいちゃいますよ?」

「蓮君・・・」






そう告げて、自分の分のジュースをストローで吸う。

そんな私にますみちゃんは言った。