彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「蓮君、答えて。ますみのどこが、好みじゃないの?」

「・・・そういうことじゃないんですよ。」





いい加減、うんざりしてきたので、再度言うことにした。






「ますみちゃん、君の真剣な告白、僕も真面目に受け止めてます。」

「だったら!」

「付き合えない理由は!ますみちゃんが、僕にお礼を言いに来てくれた時に話したでしょう?」





好きな人がいると伝えていた。



「あ・・・・」






これに彼女は、バツが悪そうな顔になる。

さっきみたいに、元の甘えっ子の顔に戻らない。

グッと、下唇をかんでうつむいてしまう。






(かわいそうだけど・・・・)






ハッキリ言うしかない。

そうしないと、ますみちゃんが悩み続ける。

だから、未練を断ち切らせる。






「ますみちゃん、僕はあなたと交際は出来ません。わかりますよね?」

「・・・・よっぽど、その人が好きなんだね、蓮君?」

「好きですよ。」




(6年間、ずっと思い続けて、探し出すぐらい、愛してる。)





「本当に・・・一目惚れで・・・本気で愛してるんです。」

「そう・・・そこまで・・・愛してるのね・・・」






私が繰り返し言ってきた言葉に、みけんにしわを寄せながらますみちゃんは言った。






「高千穂カンナさんのこと。」

「はあ?」


え?なんでそこで、カンナさん?


鳩が豆鉄砲を食ったような顔に、なったと思う。

それぐらいの不意打ち。

無論、凛以外の者達もそうだった。







「「「「はあ!?」」」」

「あ・・・・あたし!?」

「ぶはー!?」

「悠斗!?」







離れた席から、自分と同じように驚く声が上がっていたが、凛はそれに気づかない。

約1名に関しては、飲んでいる途中のジュースを吹いた。





「ゲホゲホゲホ!」

「長谷部、大丈夫か!?」






ジュースを吐き出し、苦しそうにむせる坊や。

それを親切に介抱するうちのみーちゃんは親切だとあたしは思う。