「大丈夫ですか?まつ毛が長いから・・・目に入りましたか?洗面所に行ってきていいですよ?」
「はあ!?え、ええ!?そういうわけじゃ・・・!」
「気にしませんから、どうぞ。化粧直しもしてきていいですから。」
「ちょ、蓮君!?」
(わー・・・めっちゃ困ってる。)
当てが外れたどころか、変な気遣いまで起こされている一之瀬ますみ。
それであたしは、違った意味で気になってきた。
(あの天然坊や相手に、どこまであの女は頑張る気だよ・・・?)
「蓮君、冗談抜きで、あたしを見て。」
「真面目に見てますけど?」
「あたし、そんなに魅力ない?」
「可愛いと思いますけど?」
「そう言う意味じゃなくて~!今日の服とか、どう思う?ダイエットが上手くいったから~スカート短くしたんだけど~」
「日焼け止めを塗る面積が多くて、大変ソウデスネ。」
「それが健全な男の子のセリフ!?」
〔★健全な『漢』のセリフだ★〕
「モニカ・・・・」
「そうねぇ~これはさすがに・・・・」
一緒に見ていた年長者2人が、見かねたようにささやき合う。
「あそこまで、天然なのもなぁ~」
「あれは完全に脈がないわ。ねぇ、高千穂ちゃん?」
苦笑いしながら、あたしの肩を抱くモニカ先輩。
「道のりは長いと思うけど、お互いフェアに頑張りましょうね?」
「だからあたしは、凛のことはダチとしか思ってないっす。てか、モニカ先輩、ガチで狙ってんですか?」
「おほほほほ!その手には乗らない・・・!負けないわよん♪」
ウィンクしながら言われ、弁解するのも疲れる。
「負けるなよ、高千穂。応援してるぜ?」
その上、真田先輩までそう言うので、ムカつくのを通り越して呆れてしまう。
(凛の天然は、絶対に真田先輩譲りだ・・・!)
〔★同じカテゴリーではある★〕


