彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ああ、ちくしょう!あのカフェで休む気だぜ!?」

「あそこなら大丈夫よ!上手く、わからないように近くへ座りましょう!」

「お前ら・・・特に高千穂、気持ちはわかるが、声は抑え気味にしてくれよ?周りの視線もある。」

「そうだぞ、カンナ!凛道がどうなろうが、自己責任じゃんか!?」

「よく言うぜ、悠斗・・・!テメーら、凛がヤマトのために合コンに参加した結果、あの馬鹿女に良いようにされてるのに、自分らは関係ないって・・・!?」

「う!?いや、別に、カンナ!俺はそこまでは言ってないって~!」

「まぁ、いけにえにしたのは・・・否定しないが、相手は美少女だからな。」

「やめろよ、秀!カンナの方が、ますみちゃんよりいいじゃんかよ!?」

「長谷部の言い分はわかるが、決めるのは凛さんだからな・・・」

「なんだと!?カンナが負けるって言うのかよ!?」

「悠斗は、勝ってほしいのかよ?」

「なっ!?」

「やめろ、大河。困らせる聞き方するなよ?」

「あずちゃんの言う通りよ!例え、凛ちゃんがモニカちゃんを選ぼうとも、それは凛ちゃんの意志だからぁ♪」

「よし、店に入ったぞ。俺らも追う!ついて来い、オメーら。」

「「「「「はい!」」」」」


「って、あたしを置いて行かないでよぉ~!」



妙な供述をし始めるモニカ先輩を半分放置し、距離を置いてから凛達の後について店に入る。





「いらっしゃいませ。何名様で?」




身なりのきちんとしたウェーターが出迎える。

これに真田先輩が対応した。





「7名だが、あの2人の席の側にしてくれないか?」

「は?申し訳ございませんがお客様、お席は自由に選んでいただけますが、特定の人物の方と――――――」

「出来ないって決まりだろうが、そこを頼む。これ、名刺。」

「いえ、ですから、名刺を頂いても、そう言った要望は――――ええ!?」





困り顔だったウェーターの表情が、さらに変わる。




「あなた様方は、獅子島様のー!?」

「そういうことかな?無理言って悪いけど。」

「大変失礼いたしました!すぐにご案内いたします。」






名刺とあたしらを見比べると、深々とお辞儀をしながら言った。




「どうぞ、こちらへ。」





愛想も表情もさらに良くなる。

なんでそうなったのか、わかっていたが聞いた。