右手に荷物、左手にますみちゃん。
「プリクラ撮れて楽しかったねぇ~!?」
「ソウデスネ。」
出てきたシールを嬉しそうに切り分けるJK。
プリクラを撮るのは、高校に入ってすぐ以来だった。
友達になった記念に、元・友達2人を含めた数人で取りに行った。
あの時のプリクラ、机の奥に押し込んでいて、まだ捨ててない。
帰って覚えていたら、シュレッターにかけてしまおう。
〔★処分する意思はあった★〕
「プリクラ撮れて楽しかったぁ~まさか、高千穂さんともまだだったんだねぇ~?」
「カンナさんも、僕も硬派ですから。」
「でも、ますみとは撮ったよね♪うふふふ~幸せ!思い残すことないぐらい、満足かもぉ~!」
「では、ご満足いただけたというなら、この辺りでそろそろ帰・・・」
「あーん、ますみ疲れちゃった!甘い物とか冷たい物が飲みたーい!」
帰ろうかと誘った瞬間、急に甘えながら抱き付いてくるJKますみちゃん。
なるほど、なるほど、そうですか。
(帰れませんか・・・)
私に持たれながら言ってくる姿で察する。
(まだ、帰らせる気はないのね・・・・)
本当に、年下を、小さい子を相手にしているようで疲れる。
だからと言って、心底嫌ではない。
1人っ子だからわからないけど、姉妹が、妹がいたらこんな感じかもしれない。
どこの子供だと思えるぐらい密着され、日差しと合わせて段々と熱くなってきた。
これ以上身動きが取れないことをされても困る。
休ませなければいけない。
「・・・・じゃあ、どこかで休みましょうか?」
「賛成~!蓮君とお茶会ねぇ~」
〔★お茶タイムが決定した★〕
モヤモヤとする気持ちを隠し、笑顔で対応するポーカーフェスの凛。
そんな凛を見て、別の意味でモヤモヤしている者達もいた。
「なんであいつは、あそこまで女に甘いんだよっ!!」
「きぃー!あたしの凛ちゃんに!」
「落ち着け、お前ら!」
2人のデート(?)を尾行していた真田瑞希一行だ。
正確には、カンナとモニカが一番熱くなっている。


