彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





右手に荷物、左手にますみちゃん。





「プリクラ撮れて楽しかったねぇ~!?」

「ソウデスネ。」




出てきたシールを嬉しそうに切り分けるJK。


プリクラを撮るのは、高校に入ってすぐ以来だった。

友達になった記念に、元・友達2人を含めた数人で取りに行った。

あの時のプリクラ、机の奥に押し込んでいて、まだ捨ててない。

帰って覚えていたら、シュレッターにかけてしまおう。



〔★処分する意思はあった★〕



「プリクラ撮れて楽しかったぁ~まさか、高千穂さんともまだだったんだねぇ~?」

「カンナさんも、僕も硬派ですから。」

「でも、ますみとは撮ったよね♪うふふふ~幸せ!思い残すことないぐらい、満足かもぉ~!」

「では、ご満足いただけたというなら、この辺りでそろそろ帰・・・」

「あーん、ますみ疲れちゃった!甘い物とか冷たい物が飲みたーい!」





帰ろうかと誘った瞬間、急に甘えながら抱き付いてくるJKますみちゃん。




なるほど、なるほど、そうですか。





(帰れませんか・・・)






私に持たれながら言ってくる姿で察する。





(まだ、帰らせる気はないのね・・・・)




本当に、年下を、小さい子を相手にしているようで疲れる。

だからと言って、心底嫌ではない。

1人っ子だからわからないけど、姉妹が、妹がいたらこんな感じかもしれない。

どこの子供だと思えるぐらい密着され、日差しと合わせて段々と熱くなってきた。

これ以上身動きが取れないことをされても困る。

休ませなければいけない。



「・・・・じゃあ、どこかで休みましょうか?」

「賛成~!蓮君とお茶会ねぇ~」



〔★お茶タイムが決定した★〕



モヤモヤとする気持ちを隠し、笑顔で対応するポーカーフェスの凛。

そんな凛を見て、別の意味でモヤモヤしている者達もいた。





「なんであいつは、あそこまで女に甘いんだよっ!!」

「きぃー!あたしの凛ちゃんに!」

「落ち着け、お前ら!」



2人のデート(?)を尾行していた真田瑞希一行だ。

正確には、カンナとモニカが一番熱くなっている。