「あらやだ!ゲーム機に行っちゃったわ~」
「ゲーセンすか?いや、凛さんらが入ったのは、プリクラコーナーみたいですね?」
「はあ!?プリクラだぁ~!?」
モニカ先輩の言う通り、ますみって女に引っ張られてシールを作る機械に並んでいる。
奴の荷物まで持って、ヘラヘラしてる。
「硬派が何やってんだか!」
「ホントよ!あたしまだ、凛ちゃんとプリクラとってないのにぃ!」
「え!?まだなんすか!?」
「そうよ!は!?まさか、高千穂ちゃんは~!?」
「まだっすよっ!!」
それで周囲の視線が集まる。
「ばか!声がデカい!」
「そうよ、ジェラシーを抑えてちょうだい!」
「な!?だ、誰も嫉妬なんて~!」
「どうしたんだ、高千穂!?」
「カンナ?」
あたしの声で、真田先輩と大河もやってくる。
「カ、カンナ!」
「スゲー声だぞ?」
秀と悠斗もこっちへ向かってきてる。
「高千穂、大丈夫か?」
「なんでもないっす!プリクラとか別に、硬派なあたしがとるわけねぇし!」
「そっか・・・ごめんな。」
「な・・・!?なんで真田先輩が、謝・・・」
謝るのかと言い掛けたけど、
「ごめんな、ばかで。」
よしよしと、頭をなでられたらどうでもよくなった。
少しだけ、凛がこれで大人しくなる気持ちがわかった。
さいわい、凛はこちらの騒ぎに気づいてない。
2人仲良く、プリクラ機械の中に入っていてそれどころじゃないって、機械からのぞく足元でわかった。
その代わり、大河がえれー目つきでニラんできたので、凛はいつもこんな思いをしてるのかと少しだけ同情した。


