彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あらやだ!ゲーム機に行っちゃったわ~」

「ゲーセンすか?いや、凛さんらが入ったのは、プリクラコーナーみたいですね?」

「はあ!?プリクラだぁ~!?」




モニカ先輩の言う通り、ますみって女に引っ張られてシールを作る機械に並んでいる。

奴の荷物まで持って、ヘラヘラしてる。





「硬派が何やってんだか!」

「ホントよ!あたしまだ、凛ちゃんとプリクラとってないのにぃ!」

「え!?まだなんすか!?」

「そうよ!は!?まさか、高千穂ちゃんは~!?」

「まだっすよっ!!」




それで周囲の視線が集まる。




「ばか!声がデカい!」

「そうよ、ジェラシーを抑えてちょうだい!」

「な!?だ、誰も嫉妬なんて~!」


「どうしたんだ、高千穂!?」

「カンナ?」





あたしの声で、真田先輩と大河もやってくる。



「カ、カンナ!」

「スゲー声だぞ?」



秀と悠斗もこっちへ向かってきてる。





「高千穂、大丈夫か?」

「なんでもないっす!プリクラとか別に、硬派なあたしがとるわけねぇし!」

「そっか・・・ごめんな。」

「な・・・!?なんで真田先輩が、謝・・・」




謝るのかと言い掛けたけど、





「ごめんな、ばかで。」





よしよしと、頭をなでられたらどうでもよくなった。

少しだけ、凛がこれで大人しくなる気持ちがわかった。

さいわい、凛はこちらの騒ぎに気づいてない。

2人仲良く、プリクラ機械の中に入っていてそれどころじゃないって、機械からのぞく足元でわかった。

その代わり、大河がえれー目つきでニラんできたので、凛はいつもこんな思いをしてるのかと少しだけ同情した。