彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




(モニカ先輩、凛がからむと人が変わるんだよなー)



そこまで思い出し、小さく息を吐く。




「大丈夫か、高千穂?」




いや、モニカ先輩以上に人格が変わるのがー・・・・






「真田先輩。」





一番モラルがありそうな真田先輩が、無理をして休みを取って尾行に参加した。

凛のためにということで、一緒にいる大河はつまらなそうだ。





「大河、高千穂をよく見てやれよ?」

「は!?お、おす!もちろんです!」

(そうでもないか・・・)





真田先輩が声をかければ、凛への嫉妬を忘れてご機嫌になる大河。

覗きに参加したのは、あたしとモニカ先輩と真田先輩、そして大河、悠斗、秀、可児の合計7人。

凛達との距離はもちろんだが、あたしらも適度な距離を取りながら追っていた。

尾行しているのだが・・・・




「そう、デートの主役はますみだよ?新たなアイテムで可愛くなったますみを連れて歩く方が、俺にとっては最大のプレゼントなんだけど?」

「わかりました、ますみ姫。」

「僕のことは気にしないで下さい。レディーファーストだから、ますみちゃんが食べたい物を食べましょうね?」




(歯の浮くようなセリフを並べやがって・・・・!)



普段の凛も甘い言葉をはきやがるが、今日は特に糖度が高い。

それがムカつく。



〔★カンナはイラッとしている★〕




「凛さん、女に優しいな・・・」

「あれをフェミニストというのよ。まるで、れーちゃんみたいね。」




7人いたから、3グループに分けた。

顔の怖い可児に配慮して、女2人(?)の3人で組んだ。

秀と悠斗はいつものことで、大河は真田先輩と組めて浮かれてる。

言っちゃ悪いが、年上の彼女と初デートしてる男にしか見えない。



〔★本人達には禁句だ★〕