彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「東山の龍星軍共?」

「・・・・・・・・・いつから気づいてたんだよ?」






ばつの悪そうに大河が顔を出す。

その後ろから、秀と悠斗と可児も現れる。




「人のこと追いかけまわしといて、急に消えるわけないだろう、オメーらは?」

「おほほほほ!気配全然消せてなかったわよ~?眼鏡ちゃんが声をかける前から、いたわよねぇ~?」

「マジすか、朝霧先輩!?そんなに俺ら、わかりやすかったすか!?」

「モニカ先輩、あたしもそこまでは・・・」

「さすが、初代っすね・・・」

「おほほほ!そういうことで、もしもーし!みーちゃん、お疲れ様♪モニカよーん♪急で悪いんだけど、今週の土曜日、お昼ぐらいからお休みに出来ない?」

「って、どこに連絡してんすか朝霧先輩!?」

「お兄様に決まってんだろう、馬鹿大河?」





スマホで話すモニカ先輩の横から、目を丸くしてる仲間に向けて言ってやった。





「凛が危なくなったら、お兄ちゃんだろうが!?誤解してる手間も、はぶきたいんだよっ!」

「わかってるじゃない、高千穂ちゃん!みーちゃんのお兄ちゃん力で、凛ちゃんを悪魔の誘惑から救いましょう!」

「悪魔って・・・・」





そういうモニカ先輩の方が悪魔っすよ・・・とは言えず、






「なぁーに、高千穂ちゃん?」

「いえ、ハッキリ言っちゃうんすね~?」





相手の言い分に、笑って同意するしかなかった。



「OK!みーちゃんも大丈夫ってことだから~土曜日はあたしとみーちゃんと高千穂ちゃんを含めた東山高校の龍星軍のみんなで、凛ちゃんのデートを監視しましょう♪」

「監視!?」

「それ、のぞきになるんじゃ・・・?」

「高千穂ちゃん、みんな。初代龍星軍の教えを言ってごらんなさい。」

「え?教えって・・・?」

「そ~よ~『初代が言うことは絶対に守る♪』よね・・・・!?」

「「「「「・・・・はい。」」」」」



笑顔と目時から全開で、有無を言わさず問いかけてくる龍星軍・初代遊撃隊長。

あたしはもちろん、誰も逆らえず、首を縦に振って、土曜日の尾行への参加が決まった。



〔★脅迫愛である★〕