「東山の龍星軍共?」
「・・・・・・・・・いつから気づいてたんだよ?」
ばつの悪そうに大河が顔を出す。
その後ろから、秀と悠斗と可児も現れる。
「人のこと追いかけまわしといて、急に消えるわけないだろう、オメーらは?」
「おほほほほ!気配全然消せてなかったわよ~?眼鏡ちゃんが声をかける前から、いたわよねぇ~?」
「マジすか、朝霧先輩!?そんなに俺ら、わかりやすかったすか!?」
「モニカ先輩、あたしもそこまでは・・・」
「さすが、初代っすね・・・」
「おほほほ!そういうことで、もしもーし!みーちゃん、お疲れ様♪モニカよーん♪急で悪いんだけど、今週の土曜日、お昼ぐらいからお休みに出来ない?」
「って、どこに連絡してんすか朝霧先輩!?」
「お兄様に決まってんだろう、馬鹿大河?」
スマホで話すモニカ先輩の横から、目を丸くしてる仲間に向けて言ってやった。
「凛が危なくなったら、お兄ちゃんだろうが!?誤解してる手間も、はぶきたいんだよっ!」
「わかってるじゃない、高千穂ちゃん!みーちゃんのお兄ちゃん力で、凛ちゃんを悪魔の誘惑から救いましょう!」
「悪魔って・・・・」
そういうモニカ先輩の方が悪魔っすよ・・・とは言えず、
「なぁーに、高千穂ちゃん?」
「いえ、ハッキリ言っちゃうんすね~?」
相手の言い分に、笑って同意するしかなかった。
「OK!みーちゃんも大丈夫ってことだから~土曜日はあたしとみーちゃんと高千穂ちゃんを含めた東山高校の龍星軍のみんなで、凛ちゃんのデートを監視しましょう♪」
「監視!?」
「それ、のぞきになるんじゃ・・・?」
「高千穂ちゃん、みんな。初代龍星軍の教えを言ってごらんなさい。」
「え?教えって・・・?」
「そ~よ~『初代が言うことは絶対に守る♪』よね・・・・!?」
「「「「「・・・・はい。」」」」」
笑顔と目時から全開で、有無を言わさず問いかけてくる龍星軍・初代遊撃隊長。
あたしはもちろん、誰も逆らえず、首を縦に振って、土曜日の尾行への参加が決まった。
〔★脅迫愛である★〕


