最初に入ったお店で買い物をした後、他にも何件かのお店をはしごした。
ますみちゃんは、必ず何か買っていた。
それも、私が良いと言ったものを買っていく。
カードで払い、購入した物を私が持つ。
(荷物持ちみたいだわ・・・。)
「まだ買うの?」
「ううん!蓮君と手をつなげなくなるから終わりー!」
一方的に私の手をにぎっている彼女の言葉で、買い物は終了した。
「この後どうしますか?」
「あのね~ますみ、お腹すいちゃった~!」
「じゃあ、お昼にしますか?何が食べたいですか?」
「えーっとね、ル・デューム・パリのランチ!」
「え?」
指さすお店を見えて固まった。
お勧めランチは、ヘルシープレート。
驚いたのは、そのメニューではなく――――――――
(嘘でしょう!?ランチセットがお一人様、税別で3000円!?)
そのお値段。
「こ、ここ!?」
「うん!今日は、レアチーズケーキがデザートだって!入ろう!」
(嘘でしょう!?ケーキセット付きだと税別で4000円だと!?)
「どうしたの、凛君?」
「いや・・・ここって、ドリンクにストローはつきますか?」
「つくよ?つくけど・・・ガッツリ食べるれる方がよかった?あっちのお店みたいな?」
指さす先は、ステーキ専門店だけど・・・
(100グラムが5000円・・・)
「僕のことは気にしないで下さい。レディーファーストだから、ますみちゃんが食べたい物を食べましょうね?」
「あん♪だから凛君大好き~!」
(私は嫌いよぉーもぉ~!!)
持ってきすぎたと思っていたお小遣いが、足りないかもしれない恐怖におびえながら、お金持ちのお嬢様と一緒にお店に入った。


