彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




最初に入ったお店で買い物をした後、他にも何件かのお店をはしごした。

ますみちゃんは、必ず何か買っていた。

それも、私が良いと言ったものを買っていく。

カードで払い、購入した物を私が持つ。





(荷物持ちみたいだわ・・・。)

「まだ買うの?」



「ううん!蓮君と手をつなげなくなるから終わりー!」





一方的に私の手をにぎっている彼女の言葉で、買い物は終了した。





「この後どうしますか?」

「あのね~ますみ、お腹すいちゃった~!」

「じゃあ、お昼にしますか?何が食べたいですか?」

「えーっとね、ル・デューム・パリのランチ!」

「え?」





指さすお店を見えて固まった。

お勧めランチは、ヘルシープレート。

驚いたのは、そのメニューではなく――――――――





(嘘でしょう!?ランチセットがお一人様、税別で3000円!?)





そのお値段。





「こ、ここ!?」

「うん!今日は、レアチーズケーキがデザートだって!入ろう!」


(嘘でしょう!?ケーキセット付きだと税別で4000円だと!?)



「どうしたの、凛君?」

「いや・・・ここって、ドリンクにストローはつきますか?」

「つくよ?つくけど・・・ガッツリ食べるれる方がよかった?あっちのお店みたいな?」



指さす先は、ステーキ専門店だけど・・・



(100グラムが5000円・・・)





「僕のことは気にしないで下さい。レディーファーストだから、ますみちゃんが食べたい物を食べましょうね?」

「あん♪だから凛君大好き~!」


(私は嫌いよぉーもぉ~!!)





持ってきすぎたと思っていたお小遣いが、足りないかもしれない恐怖におびえながら、お金持ちのお嬢様と一緒にお店に入った。