彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





けっきょくますみちゃんは、私が良いと言った服とアクセサリーを買った。

それも大量に購入した。





「ますみ、彼氏に買わせないのー?」

「蓮君には出させないの!カードで一括にして!」



「聞いたか・・・あいつ買わないらしいぞ。」

「男が金出すもんだろう~?」

「俺なら買ってやるのに・・・」


(ああ・・・早く帰りたい・・・・!)


私だって、男として格好はつけたいよ?

だけどね、



「ごめんね、ますみちゃん・・・・お金なくて・・・」


(このお店、物価が高すぎる!)



〔★凛のお小遣いでは無理だった★〕



男として謝れば、彼女は笑顔で手を振る。



「いいの、いいの!ますみ、蓮君と一緒にいたいだけだから。」

「食べ物関係はおごりますので・・・」

「わぁ~楽しみ!」



つくづく、桃山女学院の女子はお金持ちだと思う。



「あれ?ますみ、ごめん・・・クレジットカード機の調子が・・・」

「いいよ、ゆっくりで!蓮君、待っててもらっていい?」

「うん、僕はかまわないよ。」

「ますみ、あんたも男の趣味変わったね~」

「やめてよ、蘭ちゃん!蓮君の前で~」

「事実じゃない?蓮ちゃんて何者?」

「蓮君は蓮君なの!」



(本当は『凛』なんですけど・・・)



「蓮君は、普通の男よりはかなり違うけど、そこがかっこよくて最高なの!ギャップ萌え王子様なんだから!実はなんと~彼が『あの人』なの♪」

「え!?この子が『あの人』!?」

「え?ますみちゃん、なにを話したんです・・・?」

「あ!?な、なんでもない、なんでもない!てか、ガールズトークに入らないで!蓮君は、ますみが呼ぶまでお店の中をブラブラしてて!」


(私もガールなんだけど・・・)


〔★しかしトークには参加できない★〕



「わかりました、ますみ姫。」



気になる単語があったけど、笑顔で彼女の言う通りに従う。

女性2人から離れる。



(とはいえ・・・彼氏だとか、婚約者だとか吹き込まれるのも困るなぁ~)


1人でお店の中をぐるぐるする。