彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「蓮君。」

「なんでしょう、ますみちゃん?」

「蓮君・・・ますみに、可愛いって、言ってくれたよね?」

「うん・・・・?両方、可愛いと思いますよ?ただ、似合うかどうかで言えば、今の服装だと、両方ちょっと合わない気がします。服の組み合わせを変えれば、もっとよくなると思って言ったんですが・・・・あ!?気を悪くしたなら、ごめんなさい。」

「ふーん・・・」

「ますみちゃん?」





一応、謝罪の言葉も口にする。

これに彼女は、目を細め、どこを見ているかわからない眼になる。

しかし、それは一瞬のこと。






「じゃあさ!この服だったら、蓮君はどれが良―い♪」






元のますみちゃんに戻る。

ニッコリとした笑顔で、自分の来ている服を指さしながら聞いてきた。






「『今』のますみに似合うのは・・・蓮君がますみにつけてほしいのは、どーれ?」

「え?この中で似合うのですか?そうですねー・・・・」





こういうお店に来たことがなかったので、正直、判断を任せられても困る。





(だからと言って、適当なことは言えないもんねー)





真面目にやらないと、この子の場合は怒りそうだし・・・





「店員さん、すみません。いろいろさわってもいいですか?」

「え?そりゃあ、いいけど・・・」





蘭さんと呼ばれた女性スタッフに確認を取り、商品に手を伸ばす。





「ますみちゃん、今日も生地の部分が少ない服を着てますからね~」

「はあ!?生地が少な・・・!?」

「ピアスもいいけど、足が綺麗だから・・・足首につけるブレスレットもよさそうですね。あ、でも、ヒール高いから引っかかりますかね、店員さん?」

「蘭でいいよ。蘭お姉さんで?まぁね~このタイプのヒールだと~こっちが安全で可愛いんじゃない?」

「あ、いいですね!ますみちゃん、どの色が良い?」

「ますみは、ピンクが好き・・・。」

「だから、今日は全体的にピンクなんですね?でもなぁ~あまりピンクばっかりだと、林屋ペーパーみたいに・・・」

「ぶっ!!だったら~銀色にしちゃったら?悪くないでしょう、蓮ちゃん?」

「あ、いいですね!さすが、ショップの店員さんですね。」

「ベタベタしちゃダメ!」





いきなり叫んだかと思うと、私と蘭さんの間に割って入るますみちゃん。