「そうだ!初デート記念に、凛君に何か買ってあげるよ!なにが~」
「いりません。」
「遠慮しなくていいんだよぉ~なにがほ~」
「なにもほしくありません。」
「ますみ、お金あるんだけど?」
「それでもいらない。買ってもらう気はないですよ。」
「変なの~」
「ますみちゃんの金銭感覚が変ですよ!」
「なんで、蓮君が怒るの?ますみ、プレゼントしたいだけだよ?」
「僕に服を選んでほしかったんじゃないんですか?僕の物を買うと言うなら、僕はここで帰ります。」
「はあ!?なんでぇー!??」
(なんでって・・・)
言いたいことがありすぎて、どれから言えばいいか迷ってしまう。
とはいえ、長引かせたくなかったので、学んだ内容を実行した。
「ますみちゃん・・・今日はなんで、僕と一緒にいるかわかってますか?」
「え!?デートだからでしょう!?それなのに、帰るって~!」
「そう、デートの主役はますみだよ?新たなアイテムで可愛くなったますみを連れて歩く方が、俺にとっては最大のプレゼントなんだけど?」
「れ、蓮君・・・・!」
利き手で相手の手を取り、反対の手で彼女の髪を指先でからめながら言った。
「どっちがひどい?ごほうびくれないの、ますみちゃん?」
「――――――ごめんなさい!」
クールに、烈司さんみたいな感じで微笑めば、顔を赤くしたますみちゃんが飛びついてきた。
「ますみ、蓮君がそんな風に思ってたなんて~・・・・キレイなますみが好きなの?」
胸に顔を埋めながら聞いてくる姿に、いつもよりよけいに胸をガードしてきてよかったと思いながら答えた。
「それは断言できませんね。可愛いますみちゃんも捨てがたいので?」
「蓮君・・・♪」
「じゃあ、僕のものじゃなくて、ますみちゃんが好きそうなアクセサリーや服を選びましょうか?」
「うん!」
よしよし、上手くいったわ!
(女性は褒めて、立ててあげる!それがデートでは大事だというギャルゲーの教え・・・!)
〔★二次元から仕入れた情報だった★〕


