彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「そうだ!初デート記念に、凛君に何か買ってあげるよ!なにが~」

「いりません。」

「遠慮しなくていいんだよぉ~なにがほ~」

「なにもほしくありません。」

「ますみ、お金あるんだけど?」

「それでもいらない。買ってもらう気はないですよ。」

「変なの~」

「ますみちゃんの金銭感覚が変ですよ!」

「なんで、蓮君が怒るの?ますみ、プレゼントしたいだけだよ?」

「僕に服を選んでほしかったんじゃないんですか?僕の物を買うと言うなら、僕はここで帰ります。」

「はあ!?なんでぇー!??」


(なんでって・・・)






言いたいことがありすぎて、どれから言えばいいか迷ってしまう。

とはいえ、長引かせたくなかったので、学んだ内容を実行した。






「ますみちゃん・・・今日はなんで、僕と一緒にいるかわかってますか?」

「え!?デートだからでしょう!?それなのに、帰るって~!」

「そう、デートの主役はますみだよ?新たなアイテムで可愛くなったますみを連れて歩く方が、俺にとっては最大のプレゼントなんだけど?」

「れ、蓮君・・・・!」





利き手で相手の手を取り、反対の手で彼女の髪を指先でからめながら言った。





「どっちがひどい?ごほうびくれないの、ますみちゃん?」

「――――――ごめんなさい!」






クールに、烈司さんみたいな感じで微笑めば、顔を赤くしたますみちゃんが飛びついてきた。





「ますみ、蓮君がそんな風に思ってたなんて~・・・・キレイなますみが好きなの?」





胸に顔を埋めながら聞いてくる姿に、いつもよりよけいに胸をガードしてきてよかったと思いながら答えた。






「それは断言できませんね。可愛いますみちゃんも捨てがたいので?」

「蓮君・・・♪」

「じゃあ、僕のものじゃなくて、ますみちゃんが好きそうなアクセサリーや服を選びましょうか?」

「うん!」


よしよし、上手くいったわ!




(女性は褒めて、立ててあげる!それがデートでは大事だというギャルゲーの教え・・・!)



〔★二次元から仕入れた情報だった★〕