彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




バイクの後ろに乗せれば、絶対にベタベタと体を触ってくると思った。

だから、少しでも接触を防ぐために単車を駐車場に止めてきたんだけど・・・・




「おい、あの子!」

「美人だな。レベル高い!」

「一緒にいるのは・・・弟か?」

「彼氏はないよなぁ~」



(そうとも、私は彼氏じゃない。)





がっちりと、腕組みをされ、私の体にぴったりと自分の体を密着させてくるますみちゃん。





「ますみちゃん・・・くっつきすぎだよ。歩きにくい。」

「ねぇ、蓮君!ますみ、新しい服がほしいの!」

「え?買えと申してるんですか?」

「やだぁ~蓮君に、貢がせるつもりないよ!蓮君が、ますみの服を選んでよ!ほら、来て!」

「ええ!?ますみちゃんの服なのに、僕が選ぶんですか~!?」

「蓮君の好みを知りたいの!」





そう言うと、若い娘たちが出入りしているお店へと連れ込む。






「いらっしゃいませー!あれ、ますみじゃない?」

「蘭ちゃん、久しぶり~」

「どうしたの?ますみに弟なんていたっけ?」

「ひっどーい!彼は蓮君っていって、ますみの彼氏・・・」

「彼氏じゃないです!!店員さん、僕に代わってプロの目から、ますみちゃんに似合いそうな服を選んでいただけますか?」

「もう、照れ屋なんだから!」

「嘘はつかないでくださいよ!彼氏じゃないでしょう!?」

「なるほど~そういうことねー?」

「わかって頂けましたか?」

「もちろん!お兄ちゃん、ますみの結婚相手ねー?」

「なんでそうなるんですか!?」



〔★勘違いは悪化した★〕



「こんな可愛いお婿さんなら、お姉さんも大喜び、ね!?」

「あーん♪蘭ちゃんてば、やめてぇ~ますみ、恥ずかしいよぉ~ねぇ、ダーリン?」

「だから、誤解を与える発言はしないでください!店員さんも、僕の話を聞いてますか!?」

「あはははは!聞いてるわよ~ますみ、服もいいけど、アクセサリーが新しく入荷したよ。」

「えー見せて見せて!ほら、凛君も。」

「はいはい・・・」

(付き合うしかないのか・・・)






がっかりしながら、ますみちゃんと蘭ちゃんと呼ばれた年上の女性店員によって店の奥に連行される。