「・・・全員知ってるのかな・・・?」
(だとしたら、誤解を解くのは5倍の力を必要とするわね・・・)
「いや、くじけちゃダメよ、凛!なにもやましいことはしてないし、これからも起こらないんだから!」
(絶対に、今日のデートをダメにしてやる!!)
〔★男子らしくない意気込みだ★〕
その決意で、バイクにキーをさしてエンジンをかける。
こうして、約束の場所へと単車を走らせたのだった。
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そこまで思い返して考える。
「恋愛って難しい・・・・」
赤信号で止まれば、待ち合わせ場所が視界に映る。
ますみちゃんが指定してきたのは、道路沿いのオシャレなカフェ店が並ぶ石畳の場所だった。
「わぁ~瑞希お兄ちゃんが見たら、興味を持ちそう・・・」
(バリスタカフェの参考になりそう。)
その様子を横目に見ていれば、信号が変わる。
先ほどよりもかなり、かなりスピードを落して走る。
各お店の様子を見るために、ゆっくりと単車を走らせる。
コーヒー店以外にも、紅茶や洋菓子の専門店が軒(のき)を連ねており、そんなお店に似合いそうな人達がドリンクや軽食を楽しんでいる。
お店から出入りする人達はみんな、満足そうな顔をしている。
(はやるお店にするためには、どこまでお客様を満足させられるかだよね・・・)
そんな思いでバイクを止めた。
「単車、どこに置けばいいかな・・・?」
駐車場を探して辺りを見渡す。
約束よりも、15分速い到着。
逃げ道を探す意味でも、早く来ていたんだけど・・・
「蓮くーん!」
「っ!?」
(この声は!?)
「ますみちゃん!?」
(もう来たの!?)
今回、私を不幸にしてくれた原因。
深呼吸して、声がした方を見る。


