彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「なんだろう?」




瑞希お兄ちゃんがくれるなら、私はなんでもうれしいけど―――



「思ってたのと違う・・・・」



包みの『中身』を見て考えた。





「これが、『凛道蓮の漢レベル』を上げるためのアイテム・・・?」


(もらった時はすごく重みを感じたけど、今は・・・・)





あれは気持ちの問題だったのかなぁ・・・






「まぁ・・・・初代龍星軍の総長の瑞希お兄ちゃんが選んで贈ってくれたから間違いはないと思うけど・・・」


なんで中身が。







「ドラクエとギャルゲーなんだろう・・・・」





〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
ドラクエ:主人公であるプレーヤーが、魔王やモンスターを相手に世界を守ること内容で種類もたくさんあるよん♪

ギャルゲー:男性主人公が女性キャラクターと恋愛をしていくごーむのことだよん♪女性主人公の場合は、乙女ゲームである☆彡






―凛の足りないもの、気づいてないことがわかる内容になってる。凛の良いお手本にもなるはずだからよ。―




(・・・・・・・・・・どうしよう・・・ゲームという以外、共通点がない・・・)



あとは、どちらのパッケージにも、初心者お勧めだとは書いてあることぐらい・・・?



〔★凛は混乱している★〕



わからないので、すぐに菅原凛の携帯で調べてみる。





「えーと、ドラクエとは・・・『初期シリーズが、最初から最後まで1人戦うゲームだが、最近は仲間と共にモンスターを倒すようになってる』・・・?モンスターを捕まえるシリーズもありって・・・・ポケモンみたいね。ポケモンって、モンスター同士のは合成って出来たかな?」




つまり、最初は一人だけど、仲間を増やして協力していくゲームねー・・・







(あれ・・・?1人で戦ってたって・・・・私と同じ?)






最初は1人で龍星軍を始めた。

その後、カンナさんや円城寺君達爆裂弾、可児君にヤマトが仲間に加わって~





(は!?凛道蓮がしてることって、まさにRPGじゃない!?)

「つまり・・・私が龍星軍の総長として、進むべき見本はドラクエにある・・・!??」




(それを伝えるために、ゲームで私を導かれたのですか、瑞希お兄ちゃん!?)





「さすが、瑞希お兄ちゃん!すてきです!」



〔★凛は納得した★〕