「凛さんが、ナンパな漢じゃないのは、オメーだって知ってるだろう、高千穂!?」
「ああん!?舎弟根性で、かばう気かよ!?」
「聞けよ!凛さんは、男の友情を貫くために好きでもない合コンに参加したんだ!」
「友情だぁ?」
「そうだ!なぁ、五十嵐!ちゃんと説明しろ!オメーが原因だろうが!?」
「うはははは!そやったそやった!」
可児君の言葉を受け、阿修羅顔のカンナさんにヤマトが言った。@
「うはははは!えらいすんまへんな、カンナはん!わしが桃山女学院の高根の花に一目惚れ知ったばっかに、浮かれたえんなんとか君らはヤンキーファッションから合コンでモテる男ファッションになり、大人気の凛はJKに迫られ、あやうく王様ゲームで口と口のキッスをしかけてもーたんですわ~!ほんまは、悪質な元カレがきーへんかったら、みんな桃山女学院のJKちゃんらとカップル成立、あるいはエロいことするっちゅー目的達成がでてたとこやったんやけどなぁ~♪うははははははー!!」
「ヤマトぉぉぉ!!?」
〔★正直に説明しすぎだ★〕
「なにが無罪だ!?完ぺき有罪じゃねぇーか、コラ!!?」
「バッキャローバラした上に、フォローになってねぇぇぇ!!」
「バラすじゃなくて、化けの皮がはがれたの間違いだろう――――――!!?」
可児君のツッコミを受け、ブチ切れ状態のカンナさんが動いた。
「こんのドスケベ共がァァァ!!」
握り直したカンナさんの拳が、モテ男ファッションをしている5人の男達に命中する。
ドス!
「ぎゃ!」
ガス!
「うっはー!」
バキ!
「おえ!」
バコ!
「がは!?」
ドゴン!
「うお!」
「可児君!ヤマト!秀君!悠斗君!円城寺くーん!!」
次々と、床へとうずくまっていく龍星軍の仲間達。
全員を攻撃し終わったところで、そんな彼らを見下ろしながらカンナさんは言った。
「これで連帯責任成立だな・・・・!?」
「確かに平等に殴りましたね!?」
〔★全員おそろいとなった★〕


