彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「この馬鹿!!俺は、オメーのしりぬぐいしたんだぞ、凛!?俺を褒める余裕があれば、もっと考えて行動しろ!龍星軍の4代目頭がこれぐれーの気づかいできなくてどうすんだ!?」

「ご、ごめんなさい・・・!!」

「そういうわけでチーフさん、後はよろしくお願いします。俺は通報しませんので。弁護士は呼んでるんで、マジで示談にするか、警察を呼ぶか、大人の差はいに任せますわ。できれば、女の子達に迷惑がかからないよにしてやってください。」



(さすが瑞希お兄ちゃん♪!!)



不甲斐ない私を怒りつつも、周りへのフォローを忘れないなんて・・・!



〔★瑞希への好感度が上がった★〕



「わかったよ、瑞希君。君の提案に従うよ。みんなもいいね?」

「もちろんですよ、チーフ!店長には俺から連絡しますので、病院に!」

「私の来るまで運びます!」

「お店のフォロー任せて下さい!」

「ありがとう、みんな・・・」

「それがいいわねぇ~シロちゃんは女の子達に任せて、男の子達は片淵セイヤ達を縛り上げましょう♪」

「縛るって、モニカちゃん!?」

「あら、当然よ~凛ちゃん。抵抗したから、縛り上げるのは当たりまえ!そのまま、事務所にぶち込んで転がしておきましょうね~もちろん、監禁罪が成立しないように、ドアは半開きよぉ~」





どこからとりだしたのか、荒縄を手に楽しそうに笑うモニカちゃん。




「ひいいいい!?全然助かった気がしない!」

(そんな気がする・・・)


「良い子のみんなぁ~!指先が青くなるまで縛るのよぉ~ん!?」

「「「はいっ!!」」」





目の前で、モニカちゃんの指示に従い、片淵達を縛っていく男性スタッフ。

心なしか、さんざんやられた仕返しだと言わんばかりに、男の子達の表情が生き生きしているように見えた。



〔★気のせいではなさそうだ★〕