彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「帰れ。何度も言わせるなよ・・・!?」

「せやせや!このままやと、噂の凛様が大暴れやでー」

「わ、わかりました!」

「つーか、誰だよ!?あの関西人!?」

「やめろ、関わるな!引くぞ!」

「ちくしょう!このままでー」

「うはははは!『このままで済まさへんで~!覚えてろぉ~!!』やろう~!?」

「俺らのセリフとるな!!」

「いいから帰りなさいっ!!」


「「「「「「ひーすんませんでしたぁ~!!」」」」」」






私が怒鳴れば、すたこらさっさとと、セイヤを抱えて退散する蛇の目達。

バタバタと階段をかけ降りる音がこだまする。

それがやんだ時、我慢していたため息をつく。






「凛さん・・・」






私を気遣いながら呼ぶ可児君に、静かにうなずく。






「・・・・まさか、ヘビの残党がいるとは・・・」

「蛇ってちゅーか、ヒルやろう~!?」

「ヤマト。」






ん~!と背伸びしながらのん気な関西男子が言う。






「しっかし、寂しいのぉ~誰も、わしの名前呼ばんかかったわ!正解者ナシやでー?」

「そんな理由で悲しまないでください!」

「うははは!そないななぐさめ方があるかいなぁー?せめて、後ろの彼女にだけは優しゅうしたりー!」

「は?」






名前を呼ばれ、振り返れば、






「蓮君。」






泣きそうなますみちゃんが私を見つめていた。

そういうのを見ちゃったのもあって・・・・できるだけ優しめに声をかけた。




「もう大丈夫だよ、ますみちゃん。悪い奴らは帰ったから。」

「・・・・なさい・・・!」

「え?」

「ごめんなさい・・・セイヤのことで、巻き込んじゃって・・・!

「気にしないで。」

「ごめんなさい、ごめんなさい!迷惑かけて・・・なんて謝ればいいか・・・!」

「いいよ、気にしないで!」

「気にするよ!これじゃあ、私の気が済まない!」

「じゃあ、キスはナシね。」

「えっ!!?」

「それで、貸し借りなしだよ?」

「・・・・ズルい・・・・!」

「あははは!むくれない、むくれない。王様を変えて、合コンの続きをしましょうか?」



「ほぉ~なんの続きをするって?」







私の言葉に対する疑問の声が上がる。







「ずいぶん、男女比率に差がある同窓会じゃねぇか・・・・凛・・・・!?」

「え・・・・?」







私の名前を呼びながら、誰かが部屋に入ってきた。






「これ、同窓会なんだよなぁ?そうなんだよなぁ?凛?」

「カ、カンナさんっ!!?」








いたのは初めて出来た友達だった。



〔★カンナが現れた★〕