彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「なんでだろうなぁ~セイヤクンの顔を見たら吐き気がしてたまらないなぁ~」

「こいつ!人が親切でおとなしくしてりゃ~図に乗りやがって!」

「悪ふざけがすぎるのは、お前だぞセイヤ君?世間では今の君を、未練がましいストーカーと言う。もう一度言うぞ。お前は悪質なストーカーだ。」

「おっ、前!!」

「少しでも、正常な意識が残ってるなら、ここから消えなさい。恥をかくのは嫌でしょう?」


「こんのぉ~~~~~馬鹿にするなっ!!」



パリーン!!






その言葉に合わせ、男の足元に転がっていたグラスが割れる。

奴が踏んだからだが、そんなことはどうでもいい。







「誰が未練持ってる!?テメー蛇の目の片淵セイヤを知らねぇのか!?」


「「「「「蛇の目?」」」」」







男の、藤川セイヤの言葉に、円城寺君達が声を合わせて復唱する。







「蛇の目って・・・・」






相手の言葉が、頭の中で反響する。

知ってる言葉。

聞きすぎた単語。

すごく心当たりのある名前。

ありすぎたが、別のチームととも考えられた。

だから聞いた。







「蛇の目って、もしかして・・・・蛇塚菊千代が率いてる蛇の目?ちょっと前にSHIELDを吸収した蛇の目ですか?」

「そうだよ!こいつが目に入らねぇか!?」






そう言うなり、腕をこちらへと突き出す男。

そこにいたのは蛇。






「蛇のタトゥー・・・・」






見覚えのある蛇の目の印。

同時に、何を思ったのか、他の連中までもその印を見せてきた。





「そうだぜ!俺達は蛇の目だ!」

「あん時も、わざわざ見せてやったのに気付きもしなくてよぉ~!

「ぎゃははは!後悔してるだろう。

「ホントだ・・・」





蛇の形は違うけど、同じ模様。

横向きだったり、立っていたり・・・だから気づかなかった。





(蛇塚のタトゥーのデザインと同じデザインを、奴の兵隊を入れてると思ったけど・・・)





「ポーズまで、同じにしなくてよかったんだねー・・・」

「ははは!その通りだ!同じポーズは許されねぇ!けど、俺は違う!」

「あ。それ・・・!?」




見たことある。

見たことあるという意思表示を、私の代わりに陽気な関西人がしてくれた。