「なんでだろうなぁ~セイヤクンの顔を見たら吐き気がしてたまらないなぁ~」
「こいつ!人が親切でおとなしくしてりゃ~図に乗りやがって!」
「悪ふざけがすぎるのは、お前だぞセイヤ君?世間では今の君を、未練がましいストーカーと言う。もう一度言うぞ。お前は悪質なストーカーだ。」
「おっ、前!!」
「少しでも、正常な意識が残ってるなら、ここから消えなさい。恥をかくのは嫌でしょう?」
「こんのぉ~~~~~馬鹿にするなっ!!」
パリーン!!
その言葉に合わせ、男の足元に転がっていたグラスが割れる。
奴が踏んだからだが、そんなことはどうでもいい。
「誰が未練持ってる!?テメー蛇の目の片淵セイヤを知らねぇのか!?」
「「「「「蛇の目?」」」」」
男の、藤川セイヤの言葉に、円城寺君達が声を合わせて復唱する。
「蛇の目って・・・・」
相手の言葉が、頭の中で反響する。
知ってる言葉。
聞きすぎた単語。
すごく心当たりのある名前。
ありすぎたが、別のチームととも考えられた。
だから聞いた。
「蛇の目って、もしかして・・・・蛇塚菊千代が率いてる蛇の目?ちょっと前にSHIELDを吸収した蛇の目ですか?」
「そうだよ!こいつが目に入らねぇか!?」
そう言うなり、腕をこちらへと突き出す男。
そこにいたのは蛇。
「蛇のタトゥー・・・・」
見覚えのある蛇の目の印。
同時に、何を思ったのか、他の連中までもその印を見せてきた。
「そうだぜ!俺達は蛇の目だ!」
「あん時も、わざわざ見せてやったのに気付きもしなくてよぉ~!
「ぎゃははは!後悔してるだろう。
「ホントだ・・・」
蛇の形は違うけど、同じ模様。
横向きだったり、立っていたり・・・だから気づかなかった。
(蛇塚のタトゥーのデザインと同じデザインを、奴の兵隊を入れてると思ったけど・・・)
「ポーズまで、同じにしなくてよかったんだねー・・・」
「ははは!その通りだ!同じポーズは許されねぇ!けど、俺は違う!」
「あ。それ・・・!?」
見たことある。
見たことあるという意思表示を、私の代わりに陽気な関西人がしてくれた。


