彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ひーひっひっひっ!話はわかった!」





龍星軍の罵声を受け、妙に余裕の表情でセイヤという元彼は言った。





「坊主、オメーのお友達はつくづく馬鹿だな~ますみってのが、どんな人間か知らないでよぉ~」

「やめて、セイヤ!」

「教えてやろうか!?ますみが、どんなふうに男に甘えて、メスらしく振舞うかー?」

「興味ありません。」

「蓮君!?」

「セイヤって言ったか?お前程度の人間が語るなら、神様だって悪魔に聞こえてくる。聞く必要はない。」

「なっ!?」

「蓮君・・・」





男には冷たい声を、ますみちゃんには優しい笑顔で告げる。






「大丈夫、ますみちゃん?」






なぐさめるつもりで告げる。





「ますみちゃん、ひどいハズレを引いたね?あの男、最悪だ。だめだよ、ストーカー対策はちゃんとしないと?僕のお兄ちゃんもね、タチの悪いストーカーをやっと退治出来たからわかるよ?まぁ、あれと比べたら、歩兵クラスだけど、ますみちゃんに何かあったら悲しいからね?」

「ますみのこと・・・・心配してくれてるの?」

「うん。そんなにおびえてるのに、心配しない方がおかしいでしょ?」

「あなたは・・・・ますみを悪く言わないの・・・?」

「悪いところはないよ。」






警戒するように見てくる美少女に、笑顔で優しく伝えた。






「元カノを怖がらせて、新しい出会いをつぶす奴の言うことを、どうして僕が信じなきゃダメなの?」

「蓮君・・・!」






私の一言で、目に涙をためながら、ギュッと抱き付いてくる美少女。






「嬉しい・・・・!」






ますみちゃんの声はおびえていなかった。

しかし、まだ安心はできない。





「テメー馬鹿か!?なに騙されてんだよ!ますみは、吐き気がするほどー!」

「ふっしぎ~!酒も飲んでないのに、吐き気がする!」






泣いているますみちゃんををヨシヨシと抱きしめながら、悪い男に向けて皮肉を込めて笑顔で言った。