「ひーひっひっひっ!話はわかった!」
龍星軍の罵声を受け、妙に余裕の表情でセイヤという元彼は言った。
「坊主、オメーのお友達はつくづく馬鹿だな~ますみってのが、どんな人間か知らないでよぉ~」
「やめて、セイヤ!」
「教えてやろうか!?ますみが、どんなふうに男に甘えて、メスらしく振舞うかー?」
「興味ありません。」
「蓮君!?」
「セイヤって言ったか?お前程度の人間が語るなら、神様だって悪魔に聞こえてくる。聞く必要はない。」
「なっ!?」
「蓮君・・・」
男には冷たい声を、ますみちゃんには優しい笑顔で告げる。
「大丈夫、ますみちゃん?」
なぐさめるつもりで告げる。
「ますみちゃん、ひどいハズレを引いたね?あの男、最悪だ。だめだよ、ストーカー対策はちゃんとしないと?僕のお兄ちゃんもね、タチの悪いストーカーをやっと退治出来たからわかるよ?まぁ、あれと比べたら、歩兵クラスだけど、ますみちゃんに何かあったら悲しいからね?」
「ますみのこと・・・・心配してくれてるの?」
「うん。そんなにおびえてるのに、心配しない方がおかしいでしょ?」
「あなたは・・・・ますみを悪く言わないの・・・?」
「悪いところはないよ。」
警戒するように見てくる美少女に、笑顔で優しく伝えた。
「元カノを怖がらせて、新しい出会いをつぶす奴の言うことを、どうして僕が信じなきゃダメなの?」
「蓮君・・・!」
私の一言で、目に涙をためながら、ギュッと抱き付いてくる美少女。
「嬉しい・・・・!」
ますみちゃんの声はおびえていなかった。
しかし、まだ安心はできない。
「テメー馬鹿か!?なに騙されてんだよ!ますみは、吐き気がするほどー!」
「ふっしぎ~!酒も飲んでないのに、吐き気がする!」
泣いているますみちゃんををヨシヨシと抱きしめながら、悪い男に向けて皮肉を込めて笑顔で言った。


