彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「こんなパチモンビッチに引っかかって馬鹿が!ますみはお姫様じゃねぇーよ、ボケ!」

「やめて!言わないで、セイヤ!」

「ああ!?言わないでください、だろう?俺はまだ、テメーから慰謝料もまだだぜー?」

「いい加減にして!お金なら渡したじゃない!?」

「あれっぽっちでか!?もっともってるだろう!?」



(なにこいつ!?お金まで巻き上げてたの!?)


「おい、いい加――――」



「いい加減にしろ!!」






注意しようとした私の声を、野太い声が遮る。





「嫌がってる女困らせて、楽しんでんじゃねぇぞ!」




可児君だった。

龍星軍きっての1番の硬派が、額に青筋を浮かべて怒っていた。




「別れた理由は知らねぇが、あきらかにタカリ目的じゃねぇか!?恥さらしてる自覚もねぇのかよ!?」

「そうだそうだ!恥ずかしくねぇーのかっ!?女の子相手によ~」

「同じ男だと思えねぇーぜ。」

「まったくだ。」

「うははははは!」




その後に悠斗君達も続く。

口々にますみちゃんをかばう。




「見たところ、ヤンキーだろう?堅気にまで手ぇ出しやがって・・・・硬派の風上にも風下にも置けねぇバカ野郎だ!あんまりしつけーと、救急車呼ぶことになるぞ、おい!?」

「こんな可愛い子を震え上がらせるバカは、馬鹿引き当てるってマジだなー?泣いちゃう前に、ぶっ飛ばしちまうか?」

「そうだそうだ!仮にもますみちゃんは、ミス・桃山女学院に対して失礼だぞ!?」


「ミス・桃山女学院!?」





悠斗君の言葉に思わず聞き返す。

知らなかった情報に、バカでかい声が答えてくれた。





「うははははは!なんや~凛に教えてへんか、ますみちゃーん!?」

「え・・・?そうなんですか!?」

「ご、ごめん・・・・隠してたけど・・・そうなの・・・!」

「そうなのー!?」




〔★学校公認の可愛い子だった★〕