「こんなパチモンビッチに引っかかって馬鹿が!ますみはお姫様じゃねぇーよ、ボケ!」
「やめて!言わないで、セイヤ!」
「ああ!?言わないでください、だろう?俺はまだ、テメーから慰謝料もまだだぜー?」
「いい加減にして!お金なら渡したじゃない!?」
「あれっぽっちでか!?もっともってるだろう!?」
(なにこいつ!?お金まで巻き上げてたの!?)
「おい、いい加――――」
「いい加減にしろ!!」
注意しようとした私の声を、野太い声が遮る。
「嫌がってる女困らせて、楽しんでんじゃねぇぞ!」
可児君だった。
龍星軍きっての1番の硬派が、額に青筋を浮かべて怒っていた。
「別れた理由は知らねぇが、あきらかにタカリ目的じゃねぇか!?恥さらしてる自覚もねぇのかよ!?」
「そうだそうだ!恥ずかしくねぇーのかっ!?女の子相手によ~」
「同じ男だと思えねぇーぜ。」
「まったくだ。」
「うははははは!」
その後に悠斗君達も続く。
口々にますみちゃんをかばう。
「見たところ、ヤンキーだろう?堅気にまで手ぇ出しやがって・・・・硬派の風上にも風下にも置けねぇバカ野郎だ!あんまりしつけーと、救急車呼ぶことになるぞ、おい!?」
「こんな可愛い子を震え上がらせるバカは、馬鹿引き当てるってマジだなー?泣いちゃう前に、ぶっ飛ばしちまうか?」
「そうだそうだ!仮にもますみちゃんは、ミス・桃山女学院に対して失礼だぞ!?」
「ミス・桃山女学院!?」
悠斗君の言葉に思わず聞き返す。
知らなかった情報に、バカでかい声が答えてくれた。
「うははははは!なんや~凛に教えてへんか、ますみちゃーん!?」
「え・・・?そうなんですか!?」
「ご、ごめん・・・・隠してたけど・・・そうなの・・・!」
「そうなのー!?」
〔★学校公認の可愛い子だった★〕


