彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「この俺をダマしやがって!けじめをつけるにも、逃げ回りやがってよぉ~!

「で?2人の問題なのに、平気で一般人を巻き込むんですか?」

「オメーのどこが一般人だ!?」

「一般人ですよ。特に、お店のスタッフさんはいい迷惑です。」





そう言いながら、その場にいる従業員達を見る。





「フラれた腹いせで、怪我を負わされて。」

「くっ!素直に案内しないからだろう!?」

「するわけないでしょう?あなたみたいな馬鹿、入店拒否されていいぐらいですよ?」

「お前なにもんだ!?俺の拳が利かないなとは・・・格闘技でもしてんのか!?」

「あなたに言う義務はありません。」

「言えよ!ビビってんのか~おこちゃま!?」

「そんなに知りたいなら、先にあなたから名乗りなさい。ますみちゃん、本当にこいつは日本人?」

「え?」

「なんだと!?アメリカンにでも見えるか!?」

「見えないから困ってるんでしょう?そんなんざ、フラれて当然ですね。お前のようなマナーもしつけもなってない馬鹿と、ますみちゃんが釣り合うはずない。」

「れ、蓮君!?」

「わかったら、今のうちに帰りなさい。あまりお姫様に付きまとうと、怒りますよ・・・!?」



「わはははは!聞いたかよ!?」






注意も込めて叱ったら、元カレ側から大爆笑が起こる。





「なにがおかしいんですか?」

「はははは!おかしいから笑ってんだよ!」





そう言ったのは、元カレセイヤ。





(本当になんなの・・・変な人?)





笑う要素はなかったはず。

意味がわからなくて、思わず馬鹿ヤンキーを見つめる。





(まさか、セリフがありきたりだった?脅す迫力が足りない??)





考える私をよそに、相手はなぜか得意げに語りだす。