「ネットで調べたねん!合コン慣れしてる方がモテるねん!うははは!」
「それと苗字を名乗らないのと、どう関係があるんですか?」
「名前だけ名乗るんは、『常連』の証拠やー!ええ作戦やろう!?」
「作戦て・・・・・・・」
(小さいな・・・・策略・・・・)
得意げに言うヤマトに、なぜか悲しくなる。
(それだけ彼女がほしいのか・・・)
〔★思春期男子はおバカである★〕
「ねぇ~次の人、あいさつしてー」
「はいはーい!わし、ヤマトって言いまーす!ここにいる凛君と大親友ですぅ!なんでもきーてやっ!」
「「「「「「大親友!?」」」」」
「は?」
それでバラバラだった女子達の声が重なる。
目の色が変わった気がした。
「え?凛道君と一番仲良しなの・・・?」
「凛道さんの大親友が、彼・・・!?」
「ヤマト君なの!?」
「そうなのー?そーなのぅー!?」
彼女達の目線が一気に、ヤマトへと集まる。
(あれ・・・この流れは―――――――・・・・!?)
ヤマトの言葉を信じて、興味を示してる?
(なんかヤバい・・・・?)
そう思ったのは、私だけじゃなかった。
「ばか!凛さんを一番理解してるのは俺だ!」
「待て待て!俺の方が、凛道君と仲良しだぞ?」
「ふざけんな!低身長同士、俺がマブダチだろう!?」
「みんな!?」
なにかを察した男子達が、ヤマトの言葉を否定しにかかる。
「俺は凛さんに認められてスカウトされた男です!信頼されてるんですよ!硬派でつながった大親友すよ!」
「いいや!凛君と先に出会ったのは俺の方が先だ!それだけ付き合いもある大大大親友だぜ!」
「付き合いがあっても、俺の方が共通点がある!これから成長期して伸びて行く者同士、俺達はわかり合ってる超親友だっ!」
「うはははは!わし、ちゃんと大親友って同意もらってるでぇ~お互いの単車に二ケツし合うほど、めっちゃ仲良しの一番でスペシャルでウルトラな超大大大親友やねん♪」
「みんなぁー!!?」
〔★自称・親友が多発した★〕
誰もが必死に親友だと言ってくれるけど・・・・
「みんなにそう言われるの初めてなんですけど!?」
(しかも、下心を感じるっ!!)
〔★下心しかない★〕


