「うはははは!えーなぁーそれ!」
「グラサン!?」
私の命令に、手を叩きながらヤマトが笑う。
「龍星軍として、男性幹事として~わしも賛成!ほれほれ、はよぅアピールせんか、むっつりスケベぇー!?うはははは!」
「誰がだ!?覚えてろよ、オメーら!」
私とヤマトを指さすと、赤い顔で立ち上がる円城寺君。
「あーその、大河だ!東山高校1年。よろしく・・・!」
〔★大河は自己紹介した★〕
「キャー大河君、よろしくね~」
(へぇー意外と短いコメント・・・・)
拍手する女子に合わせて手を叩く。
それに円城寺君は、ぶっきらぼうに仲間へとバトンを回した。
「おら!次、オメーだ!」
「へいへい!こんばんは~同じ、東山の1年生で、名前は秀一。秀って呼んでね~」
〔★秀も自己紹介した★〕
「秀君ていうんだぁ~身長あるよね~」
(こちらも、簡単にまとめてる・・・)
円城寺君と同じだと思いながら、パチパチと手を叩く。
「ちわー!俺、悠斗!好きなことは体動かすことで、趣味はバイクなんだ!よろしくな!」
〔★悠斗も自己紹介した★〕
「悠斗君、ハキハキしててさわやかだね~」
「可愛いよねぇ~」
女子達の感触は、どれもいい。
だけど私は、【何か】が引っ掛かった。
(なんだろう・・・別にみんな、おかしいことは言ってないけど・・・・)
増していく違和感。
それは次の自己紹介で解決した。
「あー、ど、どうも!自分、良信って言います!美人が多いんで緊張してて、仲良くなれればなぁーと!」
〔★可児も自己紹介した★〕
「えー顔怖そうだけど、なんか純情っぽくていいなぁ~」
(あ!?そういうこと!?)
わかった。
(何がおかしいか、わかったよ・・・・!)
「なんでみんな、『名前』しか名乗らないの・・・?」
やけに紹介が短いと思ったら、みんな『苗字』を名乗ってない。
「うははははは!合コン必勝法やで~」
「って、ヤマト!?」
私のつぶやきに、両手を口に当てたヤマトが私の耳元でささやく。


