彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「うはははは!えーなぁーそれ!」

「グラサン!?」





私の命令に、手を叩きながらヤマトが笑う。




「龍星軍として、男性幹事として~わしも賛成!ほれほれ、はよぅアピールせんか、むっつりスケベぇー!?うはははは!」

「誰がだ!?覚えてろよ、オメーら!」




私とヤマトを指さすと、赤い顔で立ち上がる円城寺君。




「あーその、大河だ!東山高校1年。よろしく・・・!」



〔★大河は自己紹介した★〕




「キャー大河君、よろしくね~」


(へぇー意外と短いコメント・・・・)




拍手する女子に合わせて手を叩く。

それに円城寺君は、ぶっきらぼうに仲間へとバトンを回した。





「おら!次、オメーだ!」

「へいへい!こんばんは~同じ、東山の1年生で、名前は秀一。秀って呼んでね~」



〔★秀も自己紹介した★〕




「秀君ていうんだぁ~身長あるよね~」


(こちらも、簡単にまとめてる・・・)





円城寺君と同じだと思いながら、パチパチと手を叩く。




「ちわー!俺、悠斗!好きなことは体動かすことで、趣味はバイクなんだ!よろしくな!」



〔★悠斗も自己紹介した★〕




「悠斗君、ハキハキしててさわやかだね~」

「可愛いよねぇ~」




女子達の感触は、どれもいい。

だけど私は、【何か】が引っ掛かった。





(なんだろう・・・別にみんな、おかしいことは言ってないけど・・・・)




増していく違和感。

それは次の自己紹介で解決した。



「あー、ど、どうも!自分、良信って言います!美人が多いんで緊張してて、仲良くなれればなぁーと!」



〔★可児も自己紹介した★〕



「えー顔怖そうだけど、なんか純情っぽくていいなぁ~」


(あ!?そういうこと!?)



わかった。



(何がおかしいか、わかったよ・・・・!)





「なんでみんな、『名前』しか名乗らないの・・・?」






やけに紹介が短いと思ったら、みんな『苗字』を名乗ってない。





「うははははは!合コン必勝法やで~」

「って、ヤマト!?」





私のつぶやきに、両手を口に当てたヤマトが私の耳元でささやく。