彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





(先手を打たれた・・・・!)




完全に出遅れた自分を、不甲斐なく思う。




(群れた女子高生がここまで強きな行動に出るなんて!)




このままでは押し切られ、断り切れなくて、彼氏になんて展開になったら――――!?






(いや・・・まだよ!まだ、勝負はついてない。)





この合コンで、相手があきらめてくれる可能性は、まだあるはずよ!

こうなったら、とことん嫌われるようなことをして、女子全員の好感度を下げてやるんだから!!




(いじめられっ子、なめるなよ!?)



絶対フラれてみせる!




〔★悲しい決め台詞だ★〕




強い覚悟を持って席につく。

それを見届けてから、ますみちゃんが言った。





「それじゃあ、今から自己紹介していこうねー!」

「は?自己紹介??」

「そう!凛君達男の子チームからよろしくー!」





キャー♪と、はしゃぐ女子の声と拍手。





「いやいや、そこまで言われると~」

「答えないわけにはいかないな~!」

「男がすたるってもんだぜ!」

「ふ、任せな・・・!」

「うははははは!楽しいなぁ~!凛!?」

「そうみたいですね・・・・」





テンションが下がる私とは対照的に、仲間達はかっこつけながら照れる。





(完全に、合コンを楽しんでる・・・・)





その様子に、イラッとしたので言った。




「わかりました。では、円城寺君から順番に言おうか?」

「はあ!?何で俺から!?」

「そのあとは、秀君、悠斗君、可児君、ヤマト、僕という順でいこう。」

「だから!なんで俺をトップバッターにすんだよ!?」





めずらしく焦る円城寺君。



(『ふ、任せな・・・!』とか言いながら、なに誤魔化してるの?)




淡々とする思いで、彼の質問に答えた。






「意味はないです。」

「はあ!?」

「単なる総長命令です。」

「嫌がらせかよ!?」





〔★八つ当たりとも言う★〕