彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ちょ、ちょっと!?」

「もー俺やだ!帰りたーい!!」

「あ、あの、もう少ししたら、夜店も終わりなので~今日は大変だったでしょうから、ゆっくり家で休んー」

「その帰りたいじゃなぁーい!マイホームだよ、マイホーム!実家、実家!お家が良いのぉ~!」

「はあ?」

「俺、ここまで主張で来ちゃってる系じゃん!?その心はウサギちゃん!知り合いナッシングで、超寂しいんだもーん!!」





そう言い放つと、私の前で駄々っ子モードへと突入したチャラオ。





「親父が『行け』って言うから、手伝いに来たけど、楽しくない感じ!今日も、朝から働いてて、超疲れたし!」

「奇遇ですね、僕も疲れてます。」





ブーブー言いながらしがみ付いてくる相手を、ハイハイと言いながらなだめる。



〔★凛に抱き付いてるのも、疲れの原因の1つだ★〕




「えー♪やっぱ、気が合うじゃん、俺ら!?」


(気が合うって・・・・)




私の本心に気づくことなく、目を輝かせながら、チャラオは反応する。





「ねぇ、チョコたんは、なんで働いてんのー?金欠?普通にバイト?金ないからお兄ちゃんのお手伝いしてる系?」

「お金の部分は強調しないでください。僕としては、手伝いの・・・つもりでいます。」

「え?違うの??バイトでバリバリじゃないの!?」

「・・・・そんな風に、うぬぼれてましたね。役に立つ、足を引っ張らないと思っていたのに・・・」





渕上達のせいにしてみたけど、しくじったのは私自身。




「下手な接客をして、遊びじゃないんだと言われたんです・・・。戦力外通告を受けても仕方ありません。」

「えー!?もしかして~さっきの女共のことで!?それ、チョコたん悪くないでしょう!?」

「悪いですよ。お兄ちゃんにも、お店にも損失を出して・・・」

「ないないないって!つーかさ、最初からうまくできる奴いないじゃん!?そー考えなよ!」

「ちーちゃん・・・」

「チョコたん良い子だからさ、後ろ向きなるなって!お兄ちゃんも、良いお兄ちゃんだったしさー!」

「・・・ありがとう、はげましてくれてるんですね・・・。」

「いや~俺正直者だもん!」




相手の言葉を受け止めれば、チャラオは手を振りながら笑う。