彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「もしかして・・・休憩時間の間にお店を予約して、夜市が終わってから2人を誘って行くつもりだったのでは?」

「にゃはははは!あーあ、チョコたんにバレちゃ、サプライズしっぱーい!」

「どうしてそのことを、言わないんですか?」


「カッコ悪いじゃん?」





私の問いに静かに即答するチャラオ。

こちらへの視線をそらすと、空を見上げながら言う。




「俺的には~面倒見てくれる2人に、お礼したかった感じだけど~詐欺られかけたのもあって、鬼おこプンプンになっちゃったじゃん?チョコたんなら、言えるぅー?」





その言葉で、自分に置きかえてみる。






(これが瑞希お兄ちゃん相手だったら―――――・・・・)



「・・・言えませんね。」

「でっしょー?」

「すみません、無神経でしたね・・・」

「あ!いーいー!チョコたん悪くないって!俺、よく言われるんだよねー!タイミング悪いって!慣れてっから~気にしなくていいって!」

「でも・・・」

「けどさ、チョコたんすごいよねぇ~みんなに愛されてる系で?」

「そんなことないですよ。」

「そんなことあるある!無自覚なだけだって!もうばっちり好かれてんよー!会長のお気に入りの小動物ちゃんじゃん!やべー!俺もお気に入り登録していい!?」

「は?いや、僕は別に・・・」

「記念に写メろう!写メ!写メ!ウェイウェイウェイ!!」

「いや、だから~」





強引に私の肩を抱くと、取りだしたスマホで撮影する男。





「初シャッター!」

「ちょ!?」




カシャン♪





私が拒否する間もなく、シャッター音がなる。

そして画面をのぞき込み、ご満悦でチャラオは笑う。



「とれてるぅー!一発でOKとか、ヤバくね!?鬼ヤバじゃん!?」

「僕の同意なしで、僕を撮らないでくださいよ!」

「いいじゃ~ん!自然体でこの写りは、パネェって!変顔もいっとく!?」

「だから僕は~!」

「ハイ、チーズ!!」

「え?え!?ち、ちーず!?」




グイッと肩を抱かれて密着する。

ピースする相手に流され、思わずポーズを取れば、再びメロディーが鳴った。