彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「そうですよ。あなたの最後の一撃が、決め手でしたからね。」

「やっだなぁ~!お世辞うますぎでしょう!?つーか、『あなた』とかやめてよー!『ちーちゃん』でいいよ!『ちーちゃん』で!」

「じゃあ、『ちーちゃん』のお手柄にしてください。」

「馬鹿言わないでくださいよ、チョコ君!」

「そうですよ!こいつが調子に乗りますから!」

「タカさん、トモさん。」

「こいつ、未成年のくせにお姉さんの店に行こうとしたんですよ!?なにやってんだよ!」

「一人でなにする気だったんだか!反省してんのかぁ!?」



「え?」


(1人?)



「え~すんませんって!ガチで反省してるんで、勘弁すよぉ~」





両手を合わせながら言うチャラオの声と、2つのメロディーが重なる。





「あ、呼び出しだ。」

「俺も。」




タカ&トモの携帯だった。

画面を見るなり、2人そろって言った。




「じゃあチョコ君、俺らちょっと行きますんで。執行委員としてトラブル発生みたいなんで。」

「え?」

「俺も商品が売れたとかで、補給の手伝いしてきます!しばらくここで、休んでてくださいね?それではまた!」

「ええ!?タカさん!トモさーん!」





そう言い残すと、スマホを耳にあてながら、別々の方角へと行ってしまった。





「いってらったぁーい♪」

「え・・・・?」





後には、チャラオと2人で残される。

困る私と、笑顔のチャラオ。




「あーあ、怒られたー!どーする、チョコたん?ポケモンGOやっちゃう系??」

「いえ、結構です。それよりも・・・」





ヘラヘラしてくる相手に聞いた。




「あなたは・・・お姉さんのお店に行くつもりだったんですか?」

「にゃははは!だ・か・ら!『ちーちゃん』で、いいよ!・・・まぁーね!」

「『3人』で、行く予定だったんですよね?」

「ほえ?」

「僕には、そう聞きましたが?」





真面目に聞けば、チャラオが口笛をふく。





「あれあれ~?聞いちゃってた系?」

「やっぱり、誰かと行くつもりでしたか?」



となると、メンバーは・・・




「タカさんとトモさん?」

「・・・ウェイウェイウェイ・・・やっぱ、チョコたんて、エスパー?」




そう言った顔から、笑顔が抜けていた。



(今なら、真面目に会話が出来るかも・・・・。)



そう判断したので、思いつく限りのことを言った。