「そうですよ。あなたの最後の一撃が、決め手でしたからね。」
「やっだなぁ~!お世辞うますぎでしょう!?つーか、『あなた』とかやめてよー!『ちーちゃん』でいいよ!『ちーちゃん』で!」
「じゃあ、『ちーちゃん』のお手柄にしてください。」
「馬鹿言わないでくださいよ、チョコ君!」
「そうですよ!こいつが調子に乗りますから!」
「タカさん、トモさん。」
「こいつ、未成年のくせにお姉さんの店に行こうとしたんですよ!?なにやってんだよ!」
「一人でなにする気だったんだか!反省してんのかぁ!?」
「え?」
(1人?)
「え~すんませんって!ガチで反省してるんで、勘弁すよぉ~」
両手を合わせながら言うチャラオの声と、2つのメロディーが重なる。
「あ、呼び出しだ。」
「俺も。」
タカ&トモの携帯だった。
画面を見るなり、2人そろって言った。
「じゃあチョコ君、俺らちょっと行きますんで。執行委員としてトラブル発生みたいなんで。」
「え?」
「俺も商品が売れたとかで、補給の手伝いしてきます!しばらくここで、休んでてくださいね?それではまた!」
「ええ!?タカさん!トモさーん!」
そう言い残すと、スマホを耳にあてながら、別々の方角へと行ってしまった。
「いってらったぁーい♪」
「え・・・・?」
後には、チャラオと2人で残される。
困る私と、笑顔のチャラオ。
「あーあ、怒られたー!どーする、チョコたん?ポケモンGOやっちゃう系??」
「いえ、結構です。それよりも・・・」
ヘラヘラしてくる相手に聞いた。
「あなたは・・・お姉さんのお店に行くつもりだったんですか?」
「にゃははは!だ・か・ら!『ちーちゃん』で、いいよ!・・・まぁーね!」
「『3人』で、行く予定だったんですよね?」
「ほえ?」
「僕には、そう聞きましたが?」
真面目に聞けば、チャラオが口笛をふく。
「あれあれ~?聞いちゃってた系?」
「やっぱり、誰かと行くつもりでしたか?」
となると、メンバーは・・・
「タカさんとトモさん?」
「・・・ウェイウェイウェイ・・・やっぱ、チョコたんて、エスパー?」
そう言った顔から、笑顔が抜けていた。
(今なら、真面目に会話が出来るかも・・・・。)
そう判断したので、思いつく限りのことを言った。


