彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




犯人を取り押さえた後、私達は執行部のテントへと来ていた。

捕まえた犯人は、後からやってきたトモさんや会長さんの手によって縛り上げられた。

その間、容疑者は、ようしゃない尋問(じんもん)を受けていた。





「会長!LINEで飲み屋のみんなに連絡したら、こいつ、他にもしてました!今日だけで他にも5組ダマしてますよ!」

「おい!それ以外は、本当にないだろうな!?」

「勘弁してくださいよ、会長さん!金返しますから!」

「勘弁できるか!お前が今日ダマした中には、わしの店も入ってんだぞ!?」

「はあ!?俺は一度やった店の名前は使わな~・・・・あ。」

「あはははは!そうだろうな、なんちゃって!嘘だよこの野郎!うちが被害にあったのは二週間前だ!前科ありありじゃねぇか!?」

「ちくしょー、だまされた!!」





聞えてくる会話から、私が捕まえた男は、会長さんのお店にも被害を与えた奴で間違いないと確信できた。

それを自白させた会長さんをすごいと思う。



(会長さんの誘導方法・・・今度私も使ってみよう。)



〔★凛の知識が追加された★〕



「ホント、よくわかったな、チョコ君?とっさのこととはいえ、冷静に判断してさぁ~」

「それに引き換え、ちー!お前という奴は、まんまと騙されやがって~!?」

「あははは!すみませーん!」






良い子良い子と、私の頭をなでるタカさんと、チャラオの首根っこを掴んで怒るトモさん。

犯人確保に貢献した私達2人は、隣あわせのパイプ椅子の上に並んで座っていた。

その目の前で、お怒り中の大原会長さんが、私を指さしながら叫ぶ。