「お店に電話して、『久保』って言う従業員がいるか聞くんですよ。返事次第で、警察呼ぶけどなー?」
「てめっ!?」
「え?なんでぇ~??」
「こいつが嘘をついてるかもしれないからです。」
「嘘?どーゆーこと??」
不思議そうに聞くチャラオに、周りの人達にも聞こえる大声で教えてあげた。
「この周辺の店で、飲み屋の従業員を語って料金を割引すると言って、その場で前金をだまし取る詐欺被害が出てるんですよ!!!」
「え?それ、俺が聞いたまんまじゃなぁーい!?」
「なっ!?ふざけるなクソガキ!!」
ポカーンとするチャラオと、逆ギレした茶髪が叫ぶ。
「営業妨害だ!覚えてろ!」
そう言って、立ち去ろうとしたのを――――――――
「待ちなさい!」
素早く、その腕を掴んで引き止める。
「ちょっと来なさい!」
「ああ!?離せガキ!泣かすぞ!?」
そう言いながら、私に向けてコブシを向けたので。
バシッ!
「チョコたん!?」
「痛い。」
肩でそれを受け止める。
「あー!!チョコたんを殴った!!」
「そうですねー」
何が起きたか、ちーちゃんが叫んでくれた。
自分で言うより、他人の口から被害報告をされた方が有利になる。
おかげで、手間がはぶけた。
「引き止めるために手を触ったら、殴られましたので~」
説明口調で言いながら、久保という男の足を払う。
ガッ!
「うわ!?」
言ってやった。
「これは正当防衛だ!!」
「わっわぁああ!?」
私の足払いで、久保が転ぶ。
地面に背中から倒れたところを狙い、首めがけてエルボーした。
ドゴッ!!
「げはっ!!」
〔★凛の一撃、キャッチに命中した★〕
あっさり入った攻撃。
敵が弱くて助かったと思う。
「ゴ、ゴホゴホ!!」
それでも、むせながらも、私から離れようとする犯罪者。
(そうはいかない。逃がさない・・・!!)
「はいはい、逃げない!」
「いてぇ!?」
はがいじめにして、その場に座りこませる。
イライラしていたこともあって、大声で叫んでやった。


