彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「お店に電話して、『久保』って言う従業員がいるか聞くんですよ。返事次第で、警察呼ぶけどなー?」

「てめっ!?」

「え?なんでぇ~??」

「こいつが嘘をついてるかもしれないからです。」

「嘘?どーゆーこと??」





不思議そうに聞くチャラオに、周りの人達にも聞こえる大声で教えてあげた。






「この周辺の店で、飲み屋の従業員を語って料金を割引すると言って、その場で前金をだまし取る詐欺被害が出てるんですよ!!!」


「え?それ、俺が聞いたまんまじゃなぁーい!?」


「なっ!?ふざけるなクソガキ!!」






ポカーンとするチャラオと、逆ギレした茶髪が叫ぶ。






「営業妨害だ!覚えてろ!」



そう言って、立ち去ろうとしたのを――――――――






「待ちなさい!」






素早く、その腕を掴んで引き止める。




「ちょっと来なさい!」

「ああ!?離せガキ!泣かすぞ!?」




そう言いながら、私に向けてコブシを向けたので。





バシッ!



「チョコたん!?」

「痛い。」





肩でそれを受け止める。






「あー!!チョコたんを殴った!!」

「そうですねー」







何が起きたか、ちーちゃんが叫んでくれた。

自分で言うより、他人の口から被害報告をされた方が有利になる。

おかげで、手間がはぶけた。







「引き止めるために手を触ったら、殴られましたので~」







説明口調で言いながら、久保という男の足を払う。






ガッ!


「うわ!?」






言ってやった。








「これは正当防衛だ!!」



「わっわぁああ!?」







私の足払いで、久保が転ぶ。

地面に背中から倒れたところを狙い、首めがけてエルボーした。





ドゴッ!!



「げはっ!!」




〔★凛の一撃、キャッチに命中した★〕




あっさり入った攻撃。

敵が弱くて助かったと思う。




「ゴ、ゴホゴホ!!」




それでも、むせながらも、私から離れようとする犯罪者。






(そうはいかない。逃がさない・・・!!)



「はいはい、逃げない!」

「いてぇ!?」




はがいじめにして、その場に座りこませる。

イライラしていたこともあって、大声で叫んでやった。