彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




軽いチャラを間にはさんで撤収するタカ&トモさん。

逃げるように去っていく姿を見て、彼らも獅子島さんが初代龍星軍メンバーで、初代副総長であると知っているとわかった。





(あの態度・・・・・・・・・他の人から見ても、獅子島さんは怖いんだ・・・)




そんな彼が、ゆっくり話そうなんて言うなら無事じゃすまない。



(覚悟はしてたんだけど・・・・・・・・)








「瑞希と凛道の事情はわかった。そういうことなら、仕方あるまい。」

「え!?」




怒ると思われた獅子島さんに事情を説明したが、彼はそれほど怒らなかった。

なぜなら・・・・





「お前を『女』と言い切ったクソガキとの再会か。ならば、金をもらいたくもなくなるな。」

「え!?『女』・・・再会・・・?」

「凛に余計なこと言うな、伊織!」






話を聞き終わってからつぶやく獅子島さんの言葉で思い出す。






(そうだった!瑞希お兄ちゃんと渕上は、1度会ってる!)





しかも、その現場に私もいた。



(『菅原凛』として助けてもらった時、渕上は瑞希お兄ちゃんを『女』って言ったんだった!)





嫌な顔をしたのもそのせいだ!



〔★苦い思い出である★〕





(だから瑞希お兄ちゃん、渕上を見た時にあんな顔したんだ・・・・)




「瑞希お兄ちゃん、それは・・・」



(忘れるはずないよね、自分を女扱いしたいじめっ子のことなんて。)



「あ、いや!凛には黙ってたけど・・・あの女の名前は渕上ルノアって言って、高千穂お墨付きの性悪女なんだ。」



(知ってます・・・)



自分を女だと思いこんでる奴にいじめられてた子は、何を隠そう私なんだもん・・・・



〔★凛は関係者である★〕