彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「タカ&トモさんが見張ってるなら、遊べねぇもん。」

「あ、待って、フッチー!」

「おいていかないで、ルノア!」





それに合わせて、散らばる様にして渕上達が人ごみに消えた。





(助かった・・・・・)



「うっけるぅ~!完全に逃走系っすね!逃げちゃった系ですね~逃げなれてるってかー?ねぇ!?」

「そうみたいですね・・・」




手を叩きながら同意を求めてくる若者に、苦笑いしながら同意する。






(というか、私だってバレなくてよかった・・・・)





身元がばれなかったことに一番ほっとしていれば、声をかけられた。





「チョコさん、平気?大丈夫―?」

「もう追っ払ったから、安心だぜ、チョコ君?」


「あ・・・・タカさん、トモさん。」





そう言ったのは、私の前で仁王立ちしている2人組。

それで私も、慌てて2人に言った。





「すみませんでした!お二人のおかげで、すごく助けりました!」

「いや、いいっすよ。ガラの悪い客で大変でしたねー?」

「そうそう!俺ら大したことしてませんからね?」

「そんなことないですよ!お二人が来てくださらなかったら、解決できませんでした!」




謙虚な2人組にお礼を言う。



「タカさん、トモさん、ありがとうございました!お二人ともすごいんですね?」

「いやいや、チョコ君には負けるかな?俺ら、これでも君の『ファン』だからさ。」

「だよなぁー?チョコさんが困ってるのは放っておけないからなぁ~」





そう言って笑いかける表情は、最初の時と同じ、『優しいお兄さん』そのものだった。