「ウェイウェイウェイ!!大当たりの大正解的なっ!」
私の言葉にグッと親指を立てる若者。
(見ためは普通そうだけど・・・)
いや待って!
よく見れば、チャラオ系の服じゃない!?
大人しめではあるけど。
(中身も騒がしそうだし!)
その予想通り、黒髪男子は騒ぎ出した。
「ウェイウェイウェイ!ちっちゃいのちゃん達がカフェインでご奉仕してる間に、俺は見回りしてる系なんでよろぴこー!」
「見回り??」
「その腕章、執行委員会の者だな。」
「お兄ちゃん。」
彼の言葉と視線をたどれば、にぎやかな男の腕にたどり着く。
私の肩に回した腕に、『執行部』の文字がプリントされた腕章をつけていた。
そして、その指先でピストルを作ると、渕上達にビシッと向けながら叫んだ。
「つーことで、あんまわがまますぎると、逮捕しちゃうぞ♪なんすけど、いいかなぁー!?」
テヘペロしながらいう若者に、クラスの男子達がブチ切れる。
「舐めてんのかテメー!?」
「ふざけてると、ただじゃー!」
「待ちな。」
掴みかからんとした男達を、1人の女が止める。
「ルノア!?」
「なんだよ、フッチー!止めるのかよ!?」
「・・・タカ&トモって聞こえたんだけど。」
男達を見ることなく、自分の爪を見ながら渕上が言う。
「それ、ケンカ慣れした走り屋さんと同じじゃない?『スカイハイ』のナンバー1とナンバー2よね?」
「「「「え?」」」」
「「だったらなんだ?」」
驚く男子とタカ&トモの声が重なる。
「今大事なのは、ここにいる『チョコ君達』にオメーらが迷惑かけたかどうかなんだよ。」
「祭りと人生楽しみてぇなら、今すぐ消えろ。身元は割れてんだぞ、あゆみが丘学園のガキ共が。」
「え!?嘘!」
「マジで、スカイハイのタカさんとトモさん!?」
「喧嘩も、車転がすのも上手いっていう最強コンビ!?」
「ムカつく奴を車に縛り付けて、一晩中ドリフトで引きずるっていう峠の阿形と吽形!?」
「なんで、私達の学校わかってんのよ!?」
「る、るのあ!どうしよう・・・」
怒った声を出す男2人に、渕上の仲間達が少し大人しくなる。


