私の発言を受け、瑞希お兄ちゃんも彼らを見る。
「『チョコ』、知り合いか?」
「はい!この方々に、危ないところを助けられまして~!」
「「チョコ?」」
瑞希お兄ちゃんの言葉にうなずけば、2人は顔を合わせる。
それに気づかず、私は彼らに言った。
「ご無沙汰しております!お変わりありませんか?」
「あ、ああ・・・俺らは変わってないよ、『チョコ』君。」
「つーか、『チョコ』さん、もめてるの?」
(あれ?私の本名知ってるはずなのに、なんで『チョコ』って呼ぶんだろう?)
不思議に思っている間に、彼らは私の前まで来ていた。
「おい、お前ら高校生か?」
「なにからんでんだよ?」
そう言いながら、私をかばうように渕上達の間に入るタカ&トモさん。
「オメーらこそ、なんだよ?ひっこめや!」
「邪魔すんなよ!」
「おいおい、質問にも答えられねぇぐれーアホか?」
「頭、わいてんのかよ?祭りで沸騰してんじゃねぇぞ、間抜けが。」
(ええ~~~~!?)
第一印象とは打って変わって、ヤンキーみたいに怖い態度を取るタカ&トモ。
私に見せた軽さと、優しさが消えていた。
〔★もはや別人だ★〕
「あ、あの!お二人共!危ないので~」
「あはははは!大丈夫、大丈夫、へーきっすよ!」
心配する私の肩を誰かがバンバン叩く。
「大丈夫だよ、ちっちゃいの!タカ&トモなら平気っすよ!鬼ヤバモードだから、パネェっての!」
「ええ!?どちら様!?てか、ちっちゃいのって僕のこと!?」
「あはははは!今朝、ファーストコンタクトした的な!」
「け、今朝?」
それで思い出す。
「あ、村さんと一緒にいた若者の1人!?」
派手な頭の中で唯一、黒髪だった男の子だ。


