ヤマトからの実力行使の援軍を断れば、彼はニコニコしながら言う。
「凛がええっちゅーなら、従うわ~けど、見てられなくなったら、自動的に救助に向かうからのぉー?いじめられっ子が、格闘技できるってわかるのもめんどうやろ?どうせ、『菅原凛』で戦う気もあらへんやろし?」
「ごめん・・・」
彼の申し出に謝るしかできない。
こんな遠回しなことしたくないけど、今の私にとって、瑞希お兄ちゃんとつながっていられる凛道蓮はなくしてはいけない存在なのだ。
だから、少しでも連想されるきっかけは見せたくない。
「まぁ・・・・今の状況で直接手を下せば、私が傷害罪の加害者にされますからね。格闘技を習っていたことは、中学生になってからは内緒にしていので・・・バレてないとは思いますが・・・。」
祈ってはいるけど。
「そやなぁー!そういえば、その格闘技のおけいこ、やめたんやってな?」
「・・・ええ。最近まで、週1で顔を出すぐらいは出来ていましたが・・・」
「うははは!通わんでも、リアルで戦えるからのぉ~!」
「好きで戦ってるわけじゃないですが・・・気づかれてるみたいで。」
「誰に?何を?」
「師範が・・・気功(きこう)の流れもわかる方みたいなんです。」
「天気予報師の資格持っとんかい?」
「違います!武術の修練(しゅうれん)を行えば、高まる気のことです!」
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
気功(きこう):気功の『気』は人間の生命エネルギーのことを、『功』は鍛錬を意味しており、生命エネルギーを使った鍛錬のことだよん♪気を高めることで、健康にもなれるのだ☆彡気功士という職業もあるので、気になる人は調べてみてね♪


