「お待たせしー」
「はい、渡辺。」
「出来上がりました、イケメンの~」
「ほら、伊藤。」
「カフェオレをご注文の~」
「未央とエン助だよね?ありがと。」
「・・・。」
「次は?」
頼んでもないのに、自然と出来上がった渕上との連係プレー。
望んでしているわけじゃないのに、いちいち手を出してくる。
そのたびに、飯塚アダムの人相が悪くなる。
私の心もゆがんでいく。
(こいつ・・・!!)
さすがにウザくなる。
(近くにいるだけでも、ムカムカするのに~!)
追い払おう!
そう思い、親切をよそおって、渕上に言ってやった。
「あの、僕が渡しますので、お姫様は何もしな~」
「しないより、一緒にした方が早いでしょう?」
「ですが~」
「なに?お客様は神様でしょう?言うこと聞かなくちゃ?」
じょうだんじゃねぇ!
三波春夫さんの『お客様は神様です』ってフレーズ、間違って使ってんじゃないわよ!!
〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
三波春夫(みなみはるお)さんの『お客様は神様です』:有名な演歌歌手で、歌を聞いてくれるお客さんに向かって言ったのが「お客様は神様です」だったんだよん♪ところが、それがいつの間にか商店や飲食店などの買い物をするお客様達の「お客様だから何をしてもいい!」という、身勝手な言いわけとして使われるようになっちゃったんだよね☆三船さん本人も、これにはカンカンだったんだよ☆クレーマーの言い訳にもなってるから、良い子は絶対に使わないようにしてねん♪
ニコニコしながら、自分は『神』だとほざくバカ女。
誰が神様よ!?
自分でそういうこと言う!?
(なによりも、お前みたいな邪神はごめんだわ!!)
百歩譲ってお祈りしたところで、悪いことしか起きないわ!!
〔★悪い神様だ★〕


