彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「お待たせしー」

「はい、渡辺。」

「出来上がりました、イケメンの~」

「ほら、伊藤。」

「カフェオレをご注文の~」

「未央とエン助だよね?ありがと。」

「・・・。」

「次は?」




頼んでもないのに、自然と出来上がった渕上との連係プレー。

望んでしているわけじゃないのに、いちいち手を出してくる。

そのたびに、飯塚アダムの人相が悪くなる。


私の心もゆがんでいく。



(こいつ・・・!!)





さすがにウザくなる。






(近くにいるだけでも、ムカムカするのに~!)



追い払おう!




そう思い、親切をよそおって、渕上に言ってやった。





「あの、僕が渡しますので、お姫様は何もしな~」

「しないより、一緒にした方が早いでしょう?」

「ですが~」

「なに?お客様は神様でしょう?言うこと聞かなくちゃ?」





じょうだんじゃねぇ!

三波春夫さんの『お客様は神様です』ってフレーズ、間違って使ってんじゃないわよ!!



〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
三波春夫(みなみはるお)さんの『お客様は神様です』:有名な演歌歌手で、歌を聞いてくれるお客さんに向かって言ったのが「お客様は神様です」だったんだよん♪ところが、それがいつの間にか商店や飲食店などの買い物をするお客様達の「お客様だから何をしてもいい!」という、身勝手な言いわけとして使われるようになっちゃったんだよね☆三船さん本人も、これにはカンカンだったんだよ☆クレーマーの言い訳にもなってるから、良い子は絶対に使わないようにしてねん♪




ニコニコしながら、自分は『神』だとほざくバカ女。

誰が神様よ!?

自分でそういうこと言う!?




(なによりも、お前みたいな邪神はごめんだわ!!)





百歩譲ってお祈りしたところで、悪いことしか起きないわ!!



〔★悪い神様だ★〕