いじめのボスが目の前に来たことでドキッとする。
怒りと悔しさで胸をこがすがー・・・・
「今夜は、『カフェ・スラブ』が一番出てますよぉ♪」
なんとか冷静を保ちながら接客する。
〔★凛は根性を見せた★〕
「『カフェ・スラブ』って、なに?」
(こいつ、説明させる気!?)
しゃべりたくないのに!!
いやいや、馬鹿正直に言った私も悪かったか・・・
嫌な気持ちを顔に出さないようにしながら、モニカちゃん指導の甘い口調で答えた。
「うん、『カフェ・スラブ』ってゆーのは~コーヒーにチョコレートシロップを入れて、ホイップ、アイスクリームの順に乗せて、削ったチョコレートをかけたドリンクのことなんですよー♪」
「イチゴアイスもありますってあるけど?」
「うん!普通はバニラアイスだけど、イチゴも美味しかったからお試しで選べるようにしてるんですぅ~」
「へぇー意外。イチゴ、甘すぎるイメージなんだけど?」
「なので、コーヒーにあう甘さのアイスになってます♪あくまで、主役はコーヒーですからねぇ~」
「じゃあ、正統派バニラとオリジナル性のイチゴだと、どっちが人気なわけ?」
「両方同じぐらい出てますよぉ~ただ、堅実な人はバニラ、冒険したい人はイチゴの傾向にあります!あなたはどちらがお好きですか、お姫様?」
「ふふふ~じゃあ~イチゴにしとこっかなぁ~普通には飽き飽きしてるし。」
「かしこまりました!カフェ・スラブのイチゴでよろしいですね?」
(あー、よかった!吐くかと思った・・・!!)
機嫌が悪くない時の顔で言う女相手に、なんとか対応できたとホッとする。
しかし、それは渕上ルノアに対してだけだった。


