彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あ、はい!それが~・・・・この近くの十字路で待ち合わせなんですけど・・・!」

「相手の方々が、こちらのコーヒーショップに来るとおっしゃるので、買って待ってようかと・・・・」

「え?ここが待ち合わせ場所?」



「マキ!夏美!早いじゃんか!?」

「あたしら来る前に、ちゃんと来て偉いねぇ~」



ギョッとしたら、心臓に悪い声がした。

声だけでわかったが、ポーカーフェイスで見る。

そこには、予想通りの奴らがいた。




(渕上の取り巻の難波と鳥越!?)



別名、渕上ルノアの右腕と左腕。

突然のいじめっ子メンバーの登場。

びっくりしたけど、元友達の時ほど動揺しなかった。

だから、逆に驚いた。



「あいつら・・・」

「え?」



瑞希お兄ちゃんの表情が変わったことに驚いた。






(なんで、お兄ちゃん・・・・・?)


「・・・?」


(どうしたんだろう・・・?急に怖い顔になった・・・?)




一瞬だけど、私の好きな人が険しい顔をした気がした。




「お、お兄ちゃん、どうかなさいましたか?」

「あ・・・いや、なんでもない。」



私の問いに笑顔で答える瑞希お兄ちゃん。

何かを誤魔化すように笑う。






(なにか、隠してる・・・)






瑞希お兄ちゃん命の私としては気に入らない。

クラスメートの存在も忘れて、追及しようと思ったんだけど――――――――――






「ほら、フッチー!早く早く!」

「ルノア~置いてくよ?」

「はしゃぎ過ぎじゃん、あんたら?」





・・・・・・・・・フッチー?るのあ?





胸やけのする言葉がした。

いまいましい声が聞こえた。

自分の笑顔が張り付くのを感じながら、気配がした方を見た。






「へぇ~ここ噂のコーヒーショップねぇ~?」





(渕上ルノア――――――――――!?)





元友達といじめっ子達に続き、いじめっ子のボスまでやってきた。




〔★天敵が現れた★〕