「あ、はい!それが~・・・・この近くの十字路で待ち合わせなんですけど・・・!」
「相手の方々が、こちらのコーヒーショップに来るとおっしゃるので、買って待ってようかと・・・・」
「え?ここが待ち合わせ場所?」
「マキ!夏美!早いじゃんか!?」
「あたしら来る前に、ちゃんと来て偉いねぇ~」
ギョッとしたら、心臓に悪い声がした。
声だけでわかったが、ポーカーフェイスで見る。
そこには、予想通りの奴らがいた。
(渕上の取り巻の難波と鳥越!?)
別名、渕上ルノアの右腕と左腕。
突然のいじめっ子メンバーの登場。
びっくりしたけど、元友達の時ほど動揺しなかった。
だから、逆に驚いた。
「あいつら・・・」
「え?」
瑞希お兄ちゃんの表情が変わったことに驚いた。
(なんで、お兄ちゃん・・・・・?)
「・・・?」
(どうしたんだろう・・・?急に怖い顔になった・・・?)
一瞬だけど、私の好きな人が険しい顔をした気がした。
「お、お兄ちゃん、どうかなさいましたか?」
「あ・・・いや、なんでもない。」
私の問いに笑顔で答える瑞希お兄ちゃん。
何かを誤魔化すように笑う。
(なにか、隠してる・・・)
瑞希お兄ちゃん命の私としては気に入らない。
クラスメートの存在も忘れて、追及しようと思ったんだけど――――――――――
「ほら、フッチー!早く早く!」
「ルノア~置いてくよ?」
「はしゃぎ過ぎじゃん、あんたら?」
・・・・・・・・・フッチー?るのあ?
胸やけのする言葉がした。
いまいましい声が聞こえた。
自分の笑顔が張り付くのを感じながら、気配がした方を見た。
「へぇ~ここ噂のコーヒーショップねぇ~?」
(渕上ルノア――――――――――!?)
元友達といじめっ子達に続き、いじめっ子のボスまでやってきた。
〔★天敵が現れた★〕


