彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



浮かれる2人を観察しながら思う。






(私とわかって、わざとしてんのか・・・?)





白か黒かわからないボーダーライン

とりあえず、にっこりと笑いかける。

それで2人は、顔を見合わせて小さく笑う。





(やっぱり!私だと気づいてるの・・・!?)




不安と焦りとイラ立ち。

いろんな思いで、グルグルと考えていたら敵が仕掛けてきた。






「あの~お兄さん、おいくつですか?」

「・・・・お兄さん?」





マキちゃんの言葉を聞き返す。





(こいつ、ずうずうしいことを聞いてくるな。)


「20ですよ?」

「ええ!?わかーい!」

「全然、見えません!」



(ケンカ売ってんのか、小娘共!?)





瑞希お兄ちゃんの年齢を言ったら、はしゃがれた。

同時に、簡単に教えた自分を馬鹿だと思う。






「あー、失礼!個人情報は言うべきじゃなかったですね。削除しといて。」





低い声で注意をうながせば、首を横にフラれた。




「あ、違うんです!ごめんなさい!」

「てっきり、お兄さんが私達ぐらいか、年下に見えたので~すみません!」

「は?年下はないでしょう?」




本当に失礼だと思えば、肩を叩かれる。





「違うって、チョコ。」

「お兄ちゃん?」




聞かれてたことにも焦ったが、苦笑いする彼の言葉に驚いた。






「お前のこと聞いてんだよ。俺のこと話してどうする?」

「は?」


私のことを聞いた・・・・?





意味を理解する前に、瑞希お兄ちゃんが言った。




「悪い悪い!こいつがばらしたの、俺の個人情報。お返しでバラしちゃうと、こいつの年は、15だよ。」

「え!?15歳!?」

「あ~そう勘違いしちゃったんですか~?」

「はあ!?どういうこと!?」




聞き返せば、驚いたように2人は言う。




「え?だから・・・あなたのことが知りたくて・・・おうかがいしたんです。」

「そうです!カッコいい男の子だなぁ~って思ってたので・・・」


「はあぁ!?」


なにそれ!?





(瑞希お兄ちゃんじゃなくて、私のことが聞きたかったっていうの!?)




というよりも。










(気づいてないの――――――――!!?)







〔★バレていなかった★〕