浮かれる2人を観察しながら思う。
(私とわかって、わざとしてんのか・・・?)
白か黒かわからないボーダーライン
とりあえず、にっこりと笑いかける。
それで2人は、顔を見合わせて小さく笑う。
(やっぱり!私だと気づいてるの・・・!?)
不安と焦りとイラ立ち。
いろんな思いで、グルグルと考えていたら敵が仕掛けてきた。
「あの~お兄さん、おいくつですか?」
「・・・・お兄さん?」
マキちゃんの言葉を聞き返す。
(こいつ、ずうずうしいことを聞いてくるな。)
「20ですよ?」
「ええ!?わかーい!」
「全然、見えません!」
(ケンカ売ってんのか、小娘共!?)
瑞希お兄ちゃんの年齢を言ったら、はしゃがれた。
同時に、簡単に教えた自分を馬鹿だと思う。
「あー、失礼!個人情報は言うべきじゃなかったですね。削除しといて。」
低い声で注意をうながせば、首を横にフラれた。
「あ、違うんです!ごめんなさい!」
「てっきり、お兄さんが私達ぐらいか、年下に見えたので~すみません!」
「は?年下はないでしょう?」
本当に失礼だと思えば、肩を叩かれる。
「違うって、チョコ。」
「お兄ちゃん?」
聞かれてたことにも焦ったが、苦笑いする彼の言葉に驚いた。
「お前のこと聞いてんだよ。俺のこと話してどうする?」
「は?」
私のことを聞いた・・・・?
意味を理解する前に、瑞希お兄ちゃんが言った。
「悪い悪い!こいつがばらしたの、俺の個人情報。お返しでバラしちゃうと、こいつの年は、15だよ。」
「え!?15歳!?」
「あ~そう勘違いしちゃったんですか~?」
「はあ!?どういうこと!?」
聞き返せば、驚いたように2人は言う。
「え?だから・・・あなたのことが知りたくて・・・おうかがいしたんです。」
「そうです!カッコいい男の子だなぁ~って思ってたので・・・」
「はあぁ!?」
なにそれ!?
(瑞希お兄ちゃんじゃなくて、私のことが聞きたかったっていうの!?)
というよりも。
(気づいてないの――――――――!!?)
〔★バレていなかった★〕


