「違うだろう!?今日は可愛すぎるだけだ!」
「それだと、普通も可愛くないみたいだな。」
「バカ!普段からこいつは可愛いの!俺が言いたいのは、人工的な可愛さではなく、自然のままの可愛い凛で、チョコでいろってこと!」
「わかった、わかった。今日のところは、売れるものは売り切ってしまって完売の札を出すぞ。追加で材料を持ってこさせるのはナシだ。」
「わかってる!その代わり、売り切れ後に、その商品を何人買おうとしたかは記録しようぜ?」
「同感だ。どの道、売り上げは悪くない。しかし、予想していたよりも、万札を出す奴が多かったな。」
「マジか!?それだと、小銭が足りなくねぇ?凛!悪いけど、両替を~」
「俺が行く。凛道では、人波にさらわれるからな。」
私を呼んだ瑞希お兄ちゃんを制すると、エプロンをはずしながら言うメガネの先輩。
「本部へ、両替を頼んでくる。凛道、金のやり取りは任せたぞ?」
「え!?僕!?」
「合わなかったら、小遣いから引く。瑞希の足手まといになるなよ?」
「両方、気をつけます!」
「つーか、よけいなお世話だ!早く帰って来い!」
「問題を起こすなよ、お前ら。」
念押しすると、お札が入った袋を持って行ってしまった。
「たく・・!口うるさい奴~」
「でも、心配してくれてるから、優しいですよ?」
「ははは!『優しい』ねぇ~だいぶ、伊織に慣れてきたのか、凛?」
「え?そ、そう思います・・・」
「そうか、そうか♪」
私の返事に、満足そうに笑って頭をなでてくれる瑞希お兄ちゃん。
そうですとも!
優しいという、リップサービスだってしますよ!
だってぇ~
(おかげで、瑞希お兄ちゃんと二人っきりだもん♪)
ありがとう、獅子島さん!
あなたのこと、ちょっと好きになりましたー!
〔★瑞希が関われば、好感度が上がるらしい★〕


