彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「違うだろう!?今日は可愛すぎるだけだ!」

「それだと、普通も可愛くないみたいだな。」

「バカ!普段からこいつは可愛いの!俺が言いたいのは、人工的な可愛さではなく、自然のままの可愛い凛で、チョコでいろってこと!」

「わかった、わかった。今日のところは、売れるものは売り切ってしまって完売の札を出すぞ。追加で材料を持ってこさせるのはナシだ。」

「わかってる!その代わり、売り切れ後に、その商品を何人買おうとしたかは記録しようぜ?」

「同感だ。どの道、売り上げは悪くない。しかし、予想していたよりも、万札を出す奴が多かったな。」

「マジか!?それだと、小銭が足りなくねぇ?凛!悪いけど、両替を~」

「俺が行く。凛道では、人波にさらわれるからな。」



私を呼んだ瑞希お兄ちゃんを制すると、エプロンをはずしながら言うメガネの先輩。



「本部へ、両替を頼んでくる。凛道、金のやり取りは任せたぞ?」

「え!?僕!?」

「合わなかったら、小遣いから引く。瑞希の足手まといになるなよ?」

「両方、気をつけます!」

「つーか、よけいなお世話だ!早く帰って来い!」

「問題を起こすなよ、お前ら。」



念押しすると、お札が入った袋を持って行ってしまった。





「たく・・!口うるさい奴~」

「でも、心配してくれてるから、優しいですよ?」

「ははは!『優しい』ねぇ~だいぶ、伊織に慣れてきたのか、凛?」

「え?そ、そう思います・・・」

「そうか、そうか♪」




私の返事に、満足そうに笑って頭をなでてくれる瑞希お兄ちゃん。



そうですとも!

優しいという、リップサービスだってしますよ!

だってぇ~


(おかげで、瑞希お兄ちゃんと二人っきりだもん♪)




ありがとう、獅子島さん!

あなたのこと、ちょっと好きになりましたー!




〔★瑞希が関われば、好感度が上がるらしい★〕