彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




今夜の凛道蓮の衣装は、モニカちゃん特注のお洋服。

私だけ違うのは、服装だけじゃない。




「おーい!できたぞ、『チョコ』!」

「あ・・・はーい♪」



瑞希お兄ちゃんにチョコと呼ばれ、ドリンクを受け取る。

凛よりチョコの方が服のイメージに合う、という参謀の意見でこうなった。



(おのれ、獅子島さん・・・・こっちを見てないけど、肩を震わして、笑ってるのはバレバレなんですけど・・・・!?)



〔★伊織は楽しんでいる★〕



獅子島さんへの文句を飲み込み、表情も切り替えて、カップを持ちなおす。

そして、甘い笑顔?で、待っている人達に愛想をふりまいた。




「おまたせしましたぁ、お嬢様!イチゴアイスがトッピングされたカフェ・スラブでぇす♪」



これに、女子大生3人組が、きゃあ~♪と言ってくれた。



「あ~ん、ありがとう!『お嬢様』だって~」

「メイドカフェみたーい。ちょっとレトロだけど、そこが良いよねぇ~」

「坊やから見たら、お姉さん達は『お嬢様』なのかなぁ~?」

「えーとですねぇ~」



顔をのぞきこまれながらきかれ、考える仕草をしながら言った。

「本当は、イチゴ姫がいいんですが、お姉さんを子ども扱いしちゃダメだって言われちゃいそうだからぁ~」

「えー♪いいよ、いいよ、イチゴ姫でも!」

「お世辞うまいねぇ~この子~♪」

「そんなぁ♪お嬢様方が、僕の好きなタイプなだけですぅ~」



「「「かぁーわぁーいー!また買いに来るねぇ~!?」」」



「えへ♪可愛いとか~お世辞でもうれしいです。どうぞ、足元にお気をつけて♪」

「やーん、すっごく謙虚~」

「お世辞じゃなくて、本気だよぉ?」

「絶対、買いに来るからねぇ~バニラのカフェ・スラブも飲みたいから♪またねぇ~」


「うん!ばいばーい!」



キャッキャッと楽しそうにするお姉様方に、私だけ、ぶりっ子モードで対応。