彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「考え方がひどいですよ!まっ黒いですよ!?それで試験管、だませますか!?現役の警察官をなめてませんか!?」

「案ずるな。大体が筆記試験と家柄で決まる。うちはこれでも裕福だ。」

「日本はそこまで格差社会!?」

「ちなみに、身内に犯罪者がいると警官にはなれない。警官として在職中に身内が犯罪者になれば、その時点で昇級はストップ。出世コースからもはずされる。うちは、罪人もいないからな。」

「そうだったんですか!?視力が悪いとなれないと言うのは、聞いていましたが・・・」

「そちらも問題ない。両目とも、裸眼で0.6以上はある。試験自体も、それほど複雑ではなかった。」

「そうですか?それなら・・・・・・・・え?」



複雑じゃなかった?



「なんですか、それ?まるで、試験を受けたことのあるような口ぶりですが?」

「ああ、前に受けて受かってる。練習は出来てるということだ。」

「あ、なーんだ、よかった~!それじゃあ・・・・・・・・・ええ!?受かってる!?」

「どうした?大声を出して?」

「う、う、受かってるって、警察官の試験にですか!?」

「そうだが?」

「じゃあ、警察官!?」

「俺は大学生だ。」



フーとため息をつくと、赤信号で止まりながら言った。


「練習で受けたら受かっただけだ。その後で、大学の合格通知が来たので辞退したんだ。先方には、大学の法学部で更に学びたいと話したら、思った以上に喜んでいたぞ。卒業後に来てくれとな。」

「ありえないけど、すごいですね!?」



〔★天才は本当だった★〕