「考え方がひどいですよ!まっ黒いですよ!?それで試験管、だませますか!?現役の警察官をなめてませんか!?」
「案ずるな。大体が筆記試験と家柄で決まる。うちはこれでも裕福だ。」
「日本はそこまで格差社会!?」
「ちなみに、身内に犯罪者がいると警官にはなれない。警官として在職中に身内が犯罪者になれば、その時点で昇級はストップ。出世コースからもはずされる。うちは、罪人もいないからな。」
「そうだったんですか!?視力が悪いとなれないと言うのは、聞いていましたが・・・」
「そちらも問題ない。両目とも、裸眼で0.6以上はある。試験自体も、それほど複雑ではなかった。」
「そうですか?それなら・・・・・・・・え?」
複雑じゃなかった?
「なんですか、それ?まるで、試験を受けたことのあるような口ぶりですが?」
「ああ、前に受けて受かってる。練習は出来てるということだ。」
「あ、なーんだ、よかった~!それじゃあ・・・・・・・・・ええ!?受かってる!?」
「どうした?大声を出して?」
「う、う、受かってるって、警察官の試験にですか!?」
「そうだが?」
「じゃあ、警察官!?」
「俺は大学生だ。」
フーとため息をつくと、赤信号で止まりながら言った。
「練習で受けたら受かっただけだ。その後で、大学の合格通知が来たので辞退したんだ。先方には、大学の法学部で更に学びたいと話したら、思った以上に喜んでいたぞ。卒業後に来てくれとな。」
「ありえないけど、すごいですね!?」
〔★天才は本当だった★〕


