他の車の動きを見ながら、眼鏡の先輩は語る。
「俺にとって、どちら同じであり、今後の生活に必要だ。ただし、『龍星軍をした数年』と『大学に通う数年』は意味が違う。」
「違うんですか?」
どんな違いがあると言うのかしら?
「大違いだ。」
疑問を感じる私に、淡々とした口調で獅子島さんは教えてくれた。
「大学は死ぬまで食っていくための手段を作る『場所』。龍星軍は死ぬまで付き合える友が作れた『居場所』だ。」
「『場所』と『居場所』・・・・ですか?」
「予定としては、警察庁を受験して組織に入る。元ヤンだということは、生活安全課の連中を通してバレているだろうが、少しでも有利にしておきたい。」
「え!?元ヤンだと、不利なんですか!?」
「そうでもない。」
不安で聞けば、眼鏡を直してから言った。
「『非行に走った時、親身になって私を更生してくれた警察官の影響を受け、自分の経験をもとに、社会の悪を倒し、更生させる警察庁へ行きたいんです。』と熱弁ふるえば何とかなる。」
「本気でそう思っていないでしょう!?」
〔★更生してれば、黒子ファイブにはならない★〕
「警察という前に、獅子島さんって、法学部ですよね!?法律関係の仕事は良いんですか!?なんでそこに入っちゃったんです!?」
「決まってるだろう?法をきわめて、抜け道を知っていれば、事故に見せかけて、邪魔者消す時に使えるからだろう。」
「なにする気ですかっ!?」
獅子島さんの返事に不安になる。
(怖っ!?この人、法律をきわめてどうしようっての!?)
〔★悪は倒すだろう★〕


