「あははは~大変ね、獅子島先生も?」
「凛君、警察の方がいいぜ?獅子島が目指すのは警視庁だからな。一番カッコいいぞ?」
「え!?警察組織の総本部!?」
(それを獅子島さんが目指してるって言うの!?)
あの獅子島さんが!?
平気でパトカーを攻撃して、つぶすうための作戦を考えて、手を下してる人が警察官!?
(元ヤンの獅子島さんが、警察っておかしくない!?)
「し、獅子島さん!本当に警察を、警視庁に行く進路なんですか!?」
「ああ、そうだよ。」
本気で聞けば、口元だけで笑いながら恐怖の先輩は語る。
「テロが増え、外国人犯罪も増え、憲法も変わるかもしれないという危うい時代だ。すこしでも、世の中のために働けれたらと思うんだが・・・やっぱり、おかしいかな?」
「えっ!?」
そう言って、少し弱気な顔をする獅子島さん。
「どうも・・・自分の夢を語ると、きれいごとに聞こえると言われてね。あまり言うのも・・・偽善者と言われるかもしれないが、やはり、みんなが暮らしやすい世の中にしたいんだ。」
「獅子島さん・・・」
(そ、そこまで考えて・・・!?)
悲しそうに、彼らしくなく言う姿。
それで思わず私は言った。
「そ、そんなことないです!」
否定する。
「獅子島さん、頭がいいし、合理的で、しっかりしてるから、絶対、警察官になれます!」
励ます。
「僕、獅子島さんが警察官になれるようにおいえんします!だから、、頑張ってください。」
「凛君・・・」
私の言葉で、獅子島さんに笑顔が戻る。
「ありがとう・・・凛君の期待に応えられるように、先生も頑張るね?」
「はい!きっと合格しますよ!」
「凛君の言う通りよ。頑張ってね、獅子島君!」
「俺らの誇りでもあるからよ!しかし、ホントに言い教え子だな~」
「そうだろう?良い子だろう~?」
「むきゅ!?」
友達の言葉に、頭にあった手が私の両頬へ移動する。
ほっぺを挟むと、ムニムニともむ。
「少し、引っ込み思案だから、優しくしてやってくれ。なぁ、凛君?」
「は・・・はいっ・・・・!」
私のほっぺをモム人にうなずけば、口元だけで笑った。
(・・・・・意外と、良い人なのかもしれない・・・)
普段は怖いけど、将来について語る姿は立派だった。
(なによりも、超名門の東京大学、東大に通ってる時点で優秀だよ!)
これでも元ヤンなんだから、瑞希お兄ちゃん達とは違った意味で凄いかも。
(まぁ、一番すごいのは瑞希お兄ちゃんだけどね♪)
〔★凛の順位は変わらない★〕


